(株)ウィルコムおよび(株)ウィルコム沖縄は13日、1月21日に発表した春モデル新機種(関連記事)のうち、音声端末の「HONEY BEE」と最軽量PHS端末「X PLATE」(テンプレート)、「9(nine)+」(ナインプラス)の3機種の発売日を発表した。
HONEY BEEは今月22日に、X PLATEと9(nine)+は今月20日に発売する。なお、同社直販サイト「ウィルコムストア」では、HONEY BEEとX PLATEについて、14日に予約受付を開始する。9(nine)+の予約受け付けは予定していない。
絵文字完全対応の音声端末「HONEY BEE」
HONEY BEEは、京セラ(株)製のW-OAM対応音声端末。2台目需要を狙った端末で、メール機能を充実させている代わりにカメラ機能は搭載しない。ボディーカラーは5色を用意。キーは立体感を持たせたデザインで、見ても触ってもキュートな仕上げになっているという。
メール機能では、色やアニメでメールを装飾できる「デコラティブメール」に対応する。デコラティブメールのテンプレートや絵文字は、京セラの携帯電話向けサイト「サイトK」(http://wx.kyocera.co.jp/sitek/)に掲載される。
本体スペックは、ディスプレーに2インチQVGA(240×320ドット)液晶パネルを採用。連続通話時間は約7時間、連続待受時間は約610時間。本体サイズは幅約42×厚さ9.9×高さ120mm、重量は約73g。カラーはホワイト、ブラック、ピンク、イエロー、ブルーの5色。なお、イエローとブルーについては発売が少し遅れて、3月13日となる。
なお、4月30日までの間に「デコラティブメール」専用サイトに登録したユーザーについては、4月30日までの情報料をキャッシュバックするキャンペーンを実施する。
中国でもそのまま使える「X PLATE」
X PLATEは、セイコーインスツル(株)初のW-OAM対応音声端末。中国のPHS端末で利用されているPIMカード(SIMカード)が差し込めるスロットを搭載し、有効なPIMカードを挿入することで中国でもそのまま利用可能となる。PIMカードは携帯電話のSIMカードと同形状で、国内では利用できない。
外見はビジネスユーザーの利用も考慮し、コンパクトなデザインを採用している。ウィルコムによれば、PHS音声端末では最小、最軽量だという。
本体スペックは、メインディスプレーに1.8インチ(128×160ドット)TFT液晶パネルを搭載し、カメラは搭載しない。連続通話時間は約330分、連続待受時間は約500時間。本体サイズは幅47.3×薄さ11.5×高さ110mm。重量は約64gとなる。
このほか、「9(nine)+」の新色“ポーラホワイト”、“ブリティッシュブルー”も発売される。カラーのみの変更で、機能面では既存の「9(nine)+」と変わらない。発売日はポーラホワイトが20日、ブリティッシュブルーが27日の予定。