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日本の技術を持ち腐れにするな

佐々木俊尚が語る「未来の検索」

2008年02月14日 09時00分更新

文● 編集部、語り●佐々木俊尚(ジャーナリスト)

検索はライフログに進化する


── ライフログについても語っていらっしゃいましたね。

佐々木 いま使われている検索エンジンの多くは、キーワードを入力すると結果が返ってくるプル型のサービスです。最適な結果を得るためにはスキルが要求され、それなりのリテラシーが必要になる。こういうやり方は今後も残っていくと思いますが、ウェブのサービスとしては不十分な面もあります。

 そこで、グーグルの「パーソナライズ検索」のように行動パターンや検索履歴から最適な結果を導き出す仕組みやアマゾンの「協調フィルタリング」のようなリコメンデーションの仕組みが登場してきています。こういったものが統合されると「ライフログ」になります。日々の行動を記録して、データとしてマイニングして、的確なレコメンデーションを返す。3~4年後にはこういった検索が主流になってくるでしょう。



特有のケータイ文化を持つ日本


── サービスの進化はそれを利用する機器の進化にも関係してくると思いますが、そのあたりはどうお考えになりますか?

佐々木 まずPCかケータイかという二者択一ではなく、共通のプラットフォームを提供し、それを利用する機器を状況に応じて使い分けていく形になっていく思いますね。

 スマートフォンが主流になりつつある米国では、ケータイとパソコンの領域がイコールになりつつある。それに対して日本では、iモードに代表されるようなcHTMLの世界が主流です。簡単に言うと、ケータイとパソコンが別空間になっているんです。

 「魔法のiらんど」とか「モバゲータウン」は日本特有のものです。面白いサービスも含まれていますが、グローバルな流れで見ると日本は特殊な状況になっています。

 見極めが付きにくい状況がありますが、今後iPhoneのようなものが出てくると、日本でも携帯電話を使ってパソコンの空間にあるデータを見ることになるかもしれない。5年後にはケータイも「伝言ダイヤル」や「ポケベル」みたいなものだったねと振り返るような時代が来ているかもしれません。

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