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流麗なZEN designで所有欲も満たす

10万円以下でこの充実度 手の届くタブレットPC「HP Pavilion Notebook tx2005」

2008年02月12日 19時17分更新

文● 行正和義

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低価格だが十二分な性能──最初のタブレットPCとして最適


 デザインや機能など、注目すべきところも多いのだが、何といっても最大の魅力はその価格だろう。同社直販hp Directplus価格ではスタンダードモデル(メモリ1GB)が9万9960円、発売記念キャンペーンモデル(メモリー2GB、ウェブカメラ・指紋認証機能付き)で10万2900円という価格は、同程度の性能を持つタブレットPCと比べても破格の安さだ。

キーボードなど

各所に青色発光ダイオードが配されており、液晶ディスプレーだけで使う場合でもDVDの再生や液晶の回転、電源ボタンなど使いやすいようになっている。Hibikiデザインはデフォルトの壁紙にもなっている

 ミニノートから光学式ドライブ内蔵のミドルクラスノートまで豊富な選択肢が増えてきたタブレットPC。Windows Vistaでは標準でタブレット機能がサポートされており、価格もかなりこなれてきた。そろそろ導入を考えている人も多いのではないか。

背面

背面はメモリースロット、HDD交換用、無線LANユニットなどのパネルが並ぶ。右下はオプチカルドライブの着脱レバーで、とくにロックはなくレバーだけで取り外しできる

 そんな中、ミニノートクラスでは液晶解像度など不満に感じる面が多いだろう。Tx2005はミニノートと同程度の価格帯にもかかわらず実用上不満を感じさせない解像度とパフォーマンス、DVDドライブまで装備しており、メイン機として利用しても機能的な不満はまず感じない。

付属品

付属品の小物。スタイラスの換え芯および交換用の引き抜き具(リング状)、スタイラスを落とさないようにするためのストラップ、クリーナークロスが付属。クリーナークロスは液晶面にクリーニングにも使えるのだろうが、クロスのパッケージには液晶の背面部を拭っている図が印刷されている。実際光沢樹脂の表面には指紋が非常に付きやすい

 サイズやバッテリー駆動時間などを考えればモバイルユースというよりも家庭内やオフィス内でのフリーアドレス的な使い方になるだろうが、タブレットPCならではの自由な操作スタイル活かして、ポータブルDVDプレーヤー的に机上で利用したり、対面営業でプレゼンテーションに活用したりとさまざまな応用が可能だ。

 リーゾナブルな価格で、質感に優れた本機はタブレットPCの最初の1台としてもお勧めしたい製品だ。

HP Pavilion Notebook PC tx2005/CT 春モデル(最小構成時)
CPU Athlon 64 X2 TK-57(1.9GHz)
メモリー 標準1GB(最大2GB)
チップセット Nvidia C51M
ディスプレー 12.1インチワイド(1280×800ドット)
グラフィックス チップセット内蔵(GeForce Go 6150)
HDD 120GB
光ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0+EDR
カードスロット ExpressCard/34、5in1メディアスロット
インターフェース USB 2.0×3、アナログRGB×1、有線LAN(10/100/100BASE-T)×1、モデム、拡張コネクタ、音声入出力
本体サイズ 幅308×奥行き223×高さ39mm
重さ 約1.97kg(ウェイトセーバー使用時)
OS Windows Vista Home Premium
価格 9万9960円

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