このページの本文へ

  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurlに登録
  • StumbleUponに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • Facebookでシェア
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • お気に入りに登録
  • 本文印刷

時事ニュースを読み解く “津田大介に聞け!!” ― 第16回

音楽が「1曲フル&無料」で聴ける! Last.fmが放つ新サービスのインパクト

2008年02月13日 21時00分更新

文● 編集部、語り●津田大介(ジャーナリスト)

親会社であるCBSの影響が大きい


── オンデマンドという点は、音楽ファンにとって大きい要素ですね

津田 テレビやラジオは、知らない曲との「偶然の出会い」がありますが、ネットでは、前述したオンデマンド性や、アーティストとユーザー、またはユーザー同志が交流するインタラクティブな部分を確保できるのが最大の魅力です。

 ちなみにLast.fmでは、広告収入をアーティスト自身に還元するという話も出ています。レーベルと契約していないアーティストが利用できる「アーティスト・ロイヤリティー」という制度で、Last.fmにアップロードした楽曲が再生されるたびに、ロイヤリティーが支払われるという仕組みです。


── なぜ、Last.fmはこうしたサービスを作ろうと思ったのでしょうか?

津田 Last.fm自身は、スキームさえ整えば、フルストリーミングの試聴はずっとやりたいと思っていたでしょうが、実際にそれを実現できたのは2007年5月にLast.fmを買収した米テレビネットワークのCBSが大きく影響しているんじゃないでしょうか。

 CBSは米3大ネットワーク(他は、ABCとNBC)の中で、コンテンツのネット対応に最も積極的に取り組んでいる企業です。彼らは、放送局というテレビだけの分野から抜け出して、コンテンツやプラットフォームを提供する企業になりたがっている。Last.fmの獲得は、従来のモデルから脱却しようとしている中での戦略的な買収だったわけです。

 しかもCBSは、元々、テレビ出身の企業だから、広告収入によるビジネスモデルの構築にも慣れていたし、広告クライアントとのつながりもあった。だからLast.fmが今回の新サービスを始めやすかったという背景があるのかもしれません。

最新記事

ASCII.jp特設サイト

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ピックアップ

富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART