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NGNサービスイン間近! Wiiとのコラボも!?

最新の研究成果を披露する「NTT R&Dフォーラム 2008」が開幕

2008年02月07日 21時45分更新

文● 編集部 橋本 優

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 NTT(株)は7日、東京・武蔵野市の「NTT武蔵野研究開発センタ」で、同社の研究開発の成果を披露するイベント「NTT R&Dフォーラム 2008」を開幕した。8日まで開催する。

 「知の流通がもたらす新たなコミュニケーションの世界へ」をテーマとした本イベント。展示会場は「ライフ」「ビジネス」「イノベーション」の3つのゾーンに分かれており、それぞれの分野での研究開発成果を披露していた。特に3月から商用サービスがスタートする予定の次世代ネットワークサービス「NGN」(Next Generation Network)を前提とした展示が比較的多かった。

 ちなみに、展示会場のいくつかの開発中の技術デモに任天堂(株)の「Wii」が用いられており、NGNとWiiの結びつきについても、興味をそそられた。



未来の電話「t-Room」


「未来の電話」として展示されていた「t-Room」。取り囲むように置かれたディスプレーと、その上に設置されたカメラにより、テレビ会議ができる。デモでは3つの拠点の映像をリアルタイムで合成し、あたかも全員が同じ場所にいるかのように会話することができる
来場者の列ができるほど注目を集めていたのは、「未来の電話」として展示されていた「t-Room」。取り囲むように置かれたディスプレーと、その上に設置されたカメラにより、テレビ会議ができる。デモでは3つの拠点の映像をリアルタイムで合成し、あたかも全員が同じ場所にいるかのように会話することができる
3拠点の模様はこのような感じ
3拠点の模様はこのような感じ


電子透かしを利用した簡易認証


電子透かしを利用した自動改札のデモ。ICを使うことなく、紙のカードでも認証でき、コストが安く済むという
電子透かしを利用した自動改札のデモ。ICを使うことなく、プリンターで印刷した紙のカードでも認証でき、コストが安く済むという


多眼カメラによるパノラマ映像生成技術


複数のカメラで撮影した映像を合成し、パノラマ映像(動画)として表示。受信機側で部分拡大が可能で、あたかもカメラを操作をしているような感じになる
複数のカメラで撮影した映像を合成し、パノラマ映像(動画)として表示。受信機側で部分拡大が可能で、あたかもカメラを操作をしているような感じになる


無線でも有線でもない通信


手を触れるだけで開く金庫 触れた人の印刷キューのみを実行するプリンター
「レッドタクトン」と呼ばれる通信技術。人の体や机など触れているものの表面を通信伝送路として利用できるのが特徴。カギとなるモジュールをポケットに入れておけば、手を触れるだけで金庫のカギが開き(左)、プリンターに触れれば触れた人の印刷キューのみを実行し、印刷を開始する(右)
レッドタクトンを利用し、テーブルにPCを置くだけで通信ができる、というデモ。通信速度は10Mbps
レッドタクトンを利用し、テーブルにPCを置くだけで通信ができる、というデモ。通信速度は10Mbps


マイクロ燃料電池


マイクロ燃料電池は携帯電話機に装着され、動いている状態で展示されていた。7時間の連続通話が可能とのこと。ただし小型化や安全面の検証など課題が多く、実用化は当分先とのこと
マイクロ燃料電池は携帯電話機に装着され、動いている状態で展示されていた。7時間の連続通話が可能とのこと。ただし小型化や安全面の検証など課題が多く、実用化は当分先とのこと


SIP-Web間セッションID連携技術


NGN向けのアプリケーションサービス基盤を使い、IP電話とウェブブラウザーを連動させる、というデモ。電話をかけた相手と同じ画面(写真では地図の表示)を見ることができる
NGN向けのアプリケーションサービス基盤を使い、IP電話(SIP)とウェブブラウザーを連動させる、というデモ。電話をかけた相手と同じ画面(写真では地図の表示)を見ることができる


1.5倍の発電量を実現する極低電圧昇圧モジュール


従来の太陽電池モジュールの1.5倍の発電が可能な極低電圧昇圧モジュールのデモ。太陽電池のパネルを半分以上隠しても、LEDライトに電気を供給できる。部分的に日陰ができるような場所にも太陽電池パネルを設置することができる
従来の太陽電池モジュールの1.5倍の発電が可能な極低電圧昇圧モジュールのデモ。太陽電池のパネルを半分以上隠しても、LEDライトに電気を供給できる。部分的に日陰ができるような場所にも太陽電池パネルを設置することができる


手を引いている感じで誘導するトレー


「引っ張るような振動」を産む機械 トレーの後ろに貼り付けて、目的地まで誘導する
「引っ張るような振動」を産む機械。これをお盆の後ろに貼り付けて、目的地まで誘導するというデモ。レストランでウェイターをお客さんの位置まで誘導することが可能


 基調講演では、NTT代表取締役社長の三浦 惺(ミウラサトシ)氏が同社の取り組みについて説明。現在、ICT(Information and Communication Technology)が急速に進んでいく中で社会構造が変化し、幅広いサービスの融合が進んでいるとし、またSNSなどのユーザー参加型のサービスの普及、サービスのグローバル化など、これらに対応できるインフラの必要性を強調した。

 その上で、NGNは通信品質の向上とセキュリティーの強化ができ、新しいサービスに柔軟に対応できるネットワークだとして、新しいネットワーク基盤に最適であることをアピールした。

 また、今後の同社の成長においても新しいネットワーク基盤が必要だが、NTT東西でネットワーク構成が異なる現状においては、新ネットワーク構築にはお金も時間もかかる。それらのリスクを軽減する意味においてもNGNは同社にとっても必要であるとした。

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