このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

3D CG作成ソフト

レビュー:Swift 3D v5

2008年02月02日 08時30分更新

文● 大河原浩一

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Swift 3D v53DアニメーションをFlashに楽々書き出し!


Swift 3D v5 【SPEC】
開発●米エレクトリックレイン社 販売元●(株)エヌジーシー ディ・ストームディビジョン 価格●3万6750円(パッケージ版)、3万4650円(ダウンロード版) 
http://www.dstorm.co.jp/

対応システム●Mac OS X 10.3以上(Leopard対応) 対応機種●Power PC、またはインテルCPUを搭載したMac(Rosetta上で動作)

【COMMENT】
「Adobe Flash」では面倒な3Dアニメーションを簡単に作成、同ソフトで読み込み/編集可能な形式で出力できる。Flashアニメには必須のソフトか。


 「Swift 3D v5」は、Flashアニメーションなど、ウェブ用素材として使われる3D CGを作成するためのソフトだ。

 本バージョンでは、オブジェクトごとのライン/塗りの設定が可能になった。また、キーフレーム間でのスピードの強弱を設定する「キーフレームイージング」、メッシュモーフアニメーション、汎用性の高い3dsファイルへの出力など、多くの機能が追加されている。

インターフェース
基本のインターフェース。主な作業に使うビューポート(1)の周りに、プロパティツール(2)やライティングツール(3)、トラックボールツール(4)、アニメーションツール(5)などが配置されている

 アドビ システムズ(株)の「Flash」と非常に高い親和性を持ち、作成したCGアニメーションをベクトル形式でFlashムービーのSWF形式に書き出せる。

 また、「ギャラリーツール」に用意されているモデル/マテリアル/アニメーションを組み合わせるだけでCGアニメーションを作成できるのも特徴のひとつ。

ギャラリーツールの編集
ギャラリーツールのマテリアルは、新規追加や編集も可能。ほかに、モデルやアニメーションのテンプレートなどが保存されている

 3D CGデザイナー向けというよりはウェブデザイナーなど、インターネット上で立体イメージを手軽に利用したい人向けだろう。

 手軽に扱える3D CGソフトとはいえ、モデリングでは2Dで描いた図形を立体化する「押し出しエディタ」や「旋盤エディタ」のほかにも、ポリゴン単位での形状編集が可能な「アドバンスモデラー」が搭載されている。

アドバンスモデラー
「アドバンスモデラー」画面では、モデルの頂点やポリゴンを動かしながら形状を編集できる。メッシュモーフのターゲットもここで設定する

 またレンダリングでは、セルアニメーション調のベクトルレンダリングに対応するなど、Flashアニメーションを作成する人にとっては非常に便利なツールも用意されている。

レンダリング
ベクターレンダリングエンジン「RAViX IV」を使ったレンダリングでは、輪郭線/ハイライト/影色の塗りなど非常に美しく表現される
「Flash」画面
出力時に「Swift 3D Flash Importerファイル」を選ぶと、「Adobe Flash」への読み込み時に、各要素が自動的にレイヤー分けされる。Swift 3Dのオリジナルファイル形式「SWFT」を「Adobe Flash」で読み込むには、販売元サイトで入手できるプラグイン「Swift 3D Importer」をFlashにインストールしておく必要がある

 「Shade」や「Cinema 4D」のような高機能3D CGソフトと比べると使いづらい機能もあるが、モデリング/アニメーション/レンダリング/ライティング/アニメーション作成などの基本的な機能はきちんと押さえており、かなり本格的なCGアニメーション作成にまで十分に対応できる。新しい表現を模索している人にとっては新兵器となりうるソフトだろう。


(次ページに続く)

前へ 1 2 次へ

ASCII.jp RSS2.0 配信中