装着は簡単、されど取り外しが……
XIGMATEK「HDT-D1264」
まずはリテールクーラーと同じピンで固定するタイプのXIGMATEK「HDT-D1264」からチェックしてみよう。この製品4本のヒートパイプでヒートシンク部を浮かべるようなデザインになっている。最大の特徴はCPU接触面で、銅やアルミブロックを使うところにわざわざ溝を彫り、4本のヒートパイプに直接熱を吸収させるようになっている。なかなかナイスなアイデアだが接触面の平滑度はかなり悪く、グリスも自分で全体に延ばしておかないとよい効果が得られないだろう。
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| 4本のヒートパイプでヒートシンク部を浮かべるようなデザインの「HDT-D1264」 | ベース部分は平らではなく、ヒートパイプの腹が直接CPUに当たるよう設計されているのがちょっと面白い |
パーツ点数は全部で5点(ネジ含む。以下同様)と少なく、すぐ装着体勢に持ち込める。ただ、ヒートシンクが4本のピンに覆いかぶさるため、逆に取り外すのが大変かもしれない。
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| ピンはヒートシンクの下になるので、CPUソケットがヒートシンクに囲まれたマザーでは取り外しはかなりの根気を要する | 装着時のイメージ。ヒートパイプはケースを立てた時に「し」の時になるような向きに設置した |
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| XIGMATEK「HDT-D1264」のCPU温度グラフ |
結果はかなり良好で、定格動作ではリテールクーラー比でマイナス6度、オーバークロック時はマイナス10度というなかなかの性能。動作時のファンノイズも小さめで、ファンの風が四方に散る設計なのでチップセット等の冷却効果も期待できる。
小さくても冷えるものはないものか?
オーバーウェイテクノロジージャパン「VSC-288」
今回とりあげたCPUクーラーはどれも大型のものばかりだが、このオーバーウェイテクノロジージャパン「VSC-288」は9cmファンを利用する比較的小型サイズの製品だ。大きなCPUクーラーはケースによっては設置不可能な場合もある。小さいからといって無視するのは……ということでこの製品を選択してみた。
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| 真空超熱伝導管(VSCP)と呼ばれるヒートパイプを採用した「VSC-288」 | ||
ヒートシンク自体の構造は「HDT-D1264」と同様だが、ファン口径にあわせ全体を小さくした感じになっている。ただヒートパイプは「真空超熱伝導管(VSCP)」と呼ばれるものが採用されており、1本あたり50Wの熱伝導能力を誇っている。
見かけは複雑だが、パーツ点数は7点にすぎない。固定方法が中々ユニークだが、ネジを締め込んで固定するまでにヒートシンクがフラフラ動いてしまうので、作業は少々イライラさせられた。
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| ヒートシンクの固定はこういう感じの金具を使う。中央には内側に樹脂製の突起がついており、これで位置合わせを行なう | ヒートパイプの向きは逆Uの字以外ならなんでもよいと解説されているが、実際はチップセットのヒートシンク等に邪魔されるため、メモリスロット方向から挿入するのが一般的だろう | 装着イメージ。コンパクトなだけに入れるケースを選ばない、というのがメリットだ |
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| オーバーウェイテクノロジージャパン「VSC-288」のCPU温度グラフ |
さて肝心の温度だが、アイドル時の温度はリテールクーラーよりも低いものの、負荷をかけるとリテールマイナス2度程度しか下がらなかったのは残念だ。ファンノイズもやや気になるため、静音&高冷却の両立は難しいようだ。
(次ページへ続く)

























