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百度日本語版、正式に開始──著作権啓蒙ページやフィルタリングも

2008年01月23日 17時56分更新

文● 編集部

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 中国の大手検索サイト「百度」。その日本語版正式サービス「Baidu.jp」が23日に開始した。

Baidu.jp

Baidu.jpのトップページ

 百度の日本語版は昨年3月からβサービスを開始。中国では多彩なサービスを提供している同社だが、国内ではウェブと画像、動画のみのシンプルな内容となっていた。今回の正式サービス開始に合わせて、トップページのインターフェースをリニューアル。「ウェブ検索」「画像検索」を正式化したほか、「ブログ検索」も新機能として盛り込んでいる。

出井氏

中央左が出井氏

 Baiduは昨年ソニーの前会長・出井伸之氏を社外取締役に招いている。同社では「User First,User Friendly」をコンセプトに、日本市場に合ったサービスの提供を行なっていくという。

【豆知識】百度とは


 2000年1月の創業で、本社は北京。検索サービスを中心にさまざまなウェブサービスを展開する中国有数のポータルサイトであり、全世界の検索エンジンで見てもGoogle、Yahoo!に続く第3位のシェアを占めている。人気の機能の一つにMP3検索があるが、違法コンテンツの検索も多く、権利者団体との訴訟問題にも発展している。


 ちなみに「百度」の読みは「ひゃくど」(hyakudo)ではなく、バイドゥーで、日本語版のドメイン名も原音表記に即した

となっている。決してhyakudo.jpと入力してはいけない



 中国における百度のサービスに関しては、当サイトで「中国IT小話」を執筆中の山谷剛史氏の記事などを参照のこと。



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