このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Buzzurlに登録
  • StumbleUponに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • Facebookでシェア
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • お気に入りに登録
  • 本文印刷

新機種リポート:Mac Pro (Early 2008) Vol.1

期待通りのパフォーマンスをはじき出す8コアMac Pro

2008年01月22日 10時26分更新

文● MacPeople編集部

Mac Proベンチマークテスト

新Mac Proは、CPUが4コア(Quad Core)になっただけでなく、フロントサイドバスが1.6GHz、ビデオカードのPCI Expressスロットが従来の2倍の帯域を持つPCI Express 2.0となり、足回りも着実にパワーアップ。編集部で入手したクロック周波数2.8GHzの4コアIntel Xeon×2基を搭載した標準モデルの実力を、ベンチマークで見ていこう。


iTunes 7 AACエンコード

iTunes 7.6を使って、AIFF形式のファイルをAAC形式にエンコードするのにかかった時間を計測した。基本的にCPU性能に依存するテストだが、エンコードの負荷は複数のコアをフル活用するほどではない。そのため、ほぼクロック周波数通りの結果が現れている。

AAC Encoding Score
iTunes 7.5を使って演奏時間約40分のAIFFファイルを128kbpsのAAC形式にエンコードする時間を計測した

QuickTime H.264エンコード

QuickTime Playerのプロ版を利用して、DVムービーをH.264形式へエンコードした。iTunesのベンチマークと同じくこちらもCPUの処理能力がモノを言うが、違いはその負荷の大きさだ。ムービーエンコードの負荷は非常に大きいため、4コア程度ではまだまだまかない切れない。そのため、8コアの新Mac Proの性能が遺憾なく発揮されている。

H.264 Encoding Score
QuickTime Player 7.4のPro版を使って60秒のDVムービーをH.264にエンコードして書き出すのにかかった時間を測定

Adobe Photoshop CS3 スクロール/アクション

2Dの描画と実際に即した処理性能を調べるために、「Adobe Photoshop CS3」を使って縦長画像のスクロールと、さまざまなフィルターを組み合わせたアクション処理のベンチマークテストを実施。後者はマルチコアをフル活用するほど負荷がないためiTunesのエンコードと同様の結果。意外な差が現れたのは、2Dスクロールのほうだろう。最近ではビデオカードが少々グレードアップした程度では2Dスクロールの差に顕著な違いが表れることはないが、新Mac Proは明らかに高速だ。これは、ビデオカードの違いというよりも、新アーキテクチャーに由来するものと思われる。

Photoshop Benchmark Score
「Adobe Photoshop CS3」を使った2種類のベンチマークテスト。スクロールでは縦1万4400×幅640ドットの画像を開き、100%表示で上からしたまでスクロールするのにかかった時間を計測。またアクションでは、さまざまなフィルターを組み合わせた処理の実行時間を計った

Doom 3フレームレート

米idソフトウェア社製の3Dアクションゲーム「Doom 3」のベンチマーク機能を使って、3Dアニメーションのフレームレートを計測した。グラフィックチップとCPUの性能が反映されており、新Mac Proの総合力が順当に表れている。

Doom 3 Frame Rate
3Dアクションゲーム「Doom 3」が内蔵するベンチマーク機能を使ってデモモードのフレームレートを計測した

CINEBENCH R10 レンダリング

独マクソン・コンピュータ社製の3Dベンチマークソフト「CINEBENCH R10」を用いて、CPUおよびOpenGL(GPU)レンダリングのテストを実施。純粋なベンチマークソフトのため、CPUスコアはコアの数が2倍になっていることを反映。一方、GPUのスコアも帯域幅が2倍になったPCI Express 2.0の恩恵が如実に示されている。

CINEBENCH R10 Score
「CINEBENCH」は、独マクソン・コンピュータ社の3Dグラフィックソフト「Cinema 4D」をベースに開発されたベンチマークソフト。3D CGのレンダリングをCPUに任せた場合と、グラフィックチップのOpenGLを利用した場合の2種類に分けてスコアを表示

1GBファイル/フォルダーコピー

ハードディスク性能を調べるために、容量が1GBの単体ファイル/多数のファイルを含むフォルダーを起動ディスク上で複製する時間を計測した。ハードディスクそのものの性能は新旧ほとんど変わらないため、フロントサイドバスが高速化したぶんディスクアクセスが速くなっている。

File&Folder Copy
容量が1GBの単体ファイル/多数のファイルを含むフォルダーを起動ディスク上で複製する時間をそれぞれ計測

ベンチマークテストはいずれも、Mac OS X 10.5.1、搭載メモリーは2GBに統一して実施した。グラフの数値は旧Mac Pro 2.66GHz Dual Core×2を100とした相対値で、バーが右に伸びるほどパフォーマンスが高いことを意味する。なお、実測値はグラフの右側に記してある。なお、旧モデルのビデオカードはともに米エヌビディア社製の「GeForce 7300GT」で、ハードディスク容量は250GBだ。


ベンチマークの結果を眺めると、正直なところ実際に8コアの恩恵を受けられるのは3D CGやムービーのエンコードといった非常にCPU負荷の高い処理に限られるようだ。しかし、新Mac Proはアーキテクチャーそのものが新しくなり、フロントサイドバスが高速化している。そのため、全体的なパフォーマンスについては着実に向上を望めるマシンと言えるだろう。


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

Apple Store オススメ製品

ASCII.jp RSS2.0 配信中

iPhone&touchユーザーのためのASCII.jpはこちら

Apple Storeの掘り出しモノ

 最終更新日 2011年05月23日17時50分

*特価品は数に限りがあります
 Apple Storeガイドはこちら

MacPeople 2012年3月号

  • 3月号の特集記事
  • 特集1 ストレージ新時代のデータ運用術
  • 特集2 マック的トラブルの傾向と対策
  • 特集3 スタイル別Facebook術
  • 特集4 魅力満載のGoogle Chrome
  • 特別付録小冊子1 MacPeople Basic: Mail
  • 表紙インタビュー 瀧本美織(女優)
  • より詳しい情報はこちら >>