普通じゃないから、面白い
日本でモバイルノートというと、軽量、堅牢、長時間駆動という機能面を究極的に押し進めた「Let'snote」シリースが人気だ(関連記事)。MacBook Airは確かに軽いが、アップルは堅牢性や長時間駆動について声高にアピールしていない。
確かに満員電車に耐えられる耐久性や、10時間を超えるバッテリー駆動時間はとても魅力だが、常に予想を裏切る新しさを世に問いかけたいアップルにとっては、真っ向からモバイルノートの主戦場に殴り込むのではなく、「こんなのもアリだよね」と新しい価値観を投げかけてみたかったのかもしれない。
その提案が大多数のニーズを狙ったものなのかという問題はまた別にあるものの、デザインコンシャスで、究極的に薄く、かつ過激なまでにケーブルフリーを押し進めたモバイルノートは確かにあまり見かけない(ソニーの「VAIO 505 EXTREME」が比較的近いだろうか)。
究極のケーブルフリーに「やっぱりダメ!」と拒否反応を示す人もいれば、意外とすんなり受け入れられる人もいる。ともあれ、普通じゃないこのモバイルノートからは、貴重な刺激が得られて、そこからさまざまなアイデアやコミュニケーションが生み出されるはずだ。
いかに1基のUSB端子でサバイバルしているのか、それとも劇的に快適なMac生活に生まれ変わったのか──。運良くMacBook Airを早めにゲットできた人は、2月の下旬頃、ブログや飲み会においてそんな話題で盛り上がってみてはいかがだろう。
【まめ知識】Apple TVの価格は据え置き
アップルのプレス説明会で日本のApple Storeにおける「Apple TV」の価格が変わっていないことについて質問したところ、「日本では据え置きのまま」との回答が得られた。米国では40GBモデルが299ドルから229ドル、160GBモデルが399ドルから329ドルと大幅に値下げされただけあって、ぜひ日本も追従してほしいところだ。