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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第36回

正月も猫三昧!――猫だらけの港町(後編)

2008年01月16日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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ぼろ毛布の上でお昼寝

縁側のぼろ毛布の上でお昼寝してた猫。よーく見ると、あごの下に別の猫の黒い耳が見えてる。2匹いたようだ(2008年1月 ニコン「D40X」)

 不思議なもので、1匹もいないように見えた路地も、1匹見つけると2匹目3匹目が次々と目に入るようになる。日差しの当たる目立つ場所にいたのに気付かなかったのだ。

木の幹からじっとこっちを見てた白猫

木の幹からじっとこっちを見てた白猫。木の間から見える青い背景は海(というより、湾)である(2008年1月 ニコン「D40X」)

 冬の猫はたいてい暖かい日向にいるので、夏に比べると断然撮りやすい。

 冬の短い日が暮れてきたので帰ろうと路地を歩いていると、付いてくるヤツがいる。でも猫は縄張りから外に出ようとはしない。途中までついてきたと思うと、そこに座ってじっとこちらを見る。

狭い路地の途中で

狭い路地の途中で立ち止まる。影がどんどん伸びていく(2008年1月 ニコン「D40X」)

 どうも猫に見送られているようであり、わたしは後ろ髪をひかれつつ去ったのです。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は1月23日掲載予定

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