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【CES 2008 Vol.10】CESで見かけたこんなケータイ、あんなケータイ

2008年01月09日 22時56分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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 米ネバダ州ラスベガスで今月7日(以下、現地時間)から10日まで開催されている家電・デジタル機器の巨大展示会「2008 International CES」では、テレビやレコーダーなどの家電モノに加えて、海外で売られている様々なケータイも展示されている。今回はそんなケータイの一部を写真によるレポートで紹介する。

折りたたみはもう古い!? スライドケータイいろいろ


 日本では携帯電話というと、みんなパカッと開ける折りたたみ式のケータイが人気。しかしCESの会場を見て回ってみた限り、折りたたみ式はもう古いと言わざるを得ない状況になっていた。もちろん、折りたたみ式のケータイもまだまだ展示されていたのだが、どちらかというと折りたたみ式はベーシックモデルで、ハイエンドモデルではストレートタイプ、もしくはストレートタイプに近いものが多かった。

韓国サムスン電子の“The Ultra Music”と題された音楽ケータイ「SGH-i450」。キーボード部と逆にスライドさせるとスピーカーが露出する

Spirit1

同じくサムスン電子の「Sprint」。表面を見ると普通のスライドケータイのよう。でもスライドしない……

Spirit2

と思って裏面を見るとダイヤル部が!

Blast

スマートフォンに近いダイヤル部を備える「Blast」

Juke

細長いスライドケータイに見える「Juke」

Juke2

回転させてディスプレー部を閉じる、ローリングケータイだった

モトローラからは動かして気持ちいいスライド端末が登場


 モトローラのブースに展示されていたのが、CES 2008で発表となった「MOTO Z10」だ。見た感じはちょっと大きめのストレート端末っぽいのだが、伸ばした際に三日月状に曲がるようになっており、ちょっとしたギミックぽくなっている。剛性感も高く、ついついカシャコンカシャコンと動かしてしまった。メタルな感触も大人っぽい。ぜひとも日本で発売してほしい。

MOTOZ10

「MOTO Z10」

横から見た状態。伸ばしたときに内側に向かって三日月状に曲がるようになっている

ROKR E8

Windows Media Player 11をサポートする音楽ケータイ「MOTO ROKR E8」


「ウデンワ」は何度でも蘇る(LG電子ブース)


 LG電子のブースでも携帯電話機が元気だ。表面をフラットにした「Chocolate」デザインを採用する、名前もそのまま「Chocolate」のほかに、メタル素材を利用してソリッドさを表現している「Shine」など、デザインに凝った端末を展示していた。

Chocolate

ディスプレー部のボタンを押したときの振動が心地よい「Chocolate」

Shine

ソリッドな触り心地の「Shine」

 さらにショーケース内での展示だけだったが、腕時計型の携帯電話機も参考出展していた。腕時計と電話の融合というと、NTTドコモが2003年に発表したPHS通信機能を内蔵した腕時計「WRISTOMO」(リストモ)があるが、筆者はドクター中松氏の「ウデンワ」の再来であると主張したい。当時は、時代がドクター中松氏に追いついていなかったのだと思うが、今でも時代はついて行けていないと思う。

ウデンワではない

ショーケース内に展示されていた腕時計型の携帯端末。今はBluetoothヘッドセットなどが豊富だから、通話時にすごい格好にならずに済みそう

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