米ネバダ州ラスベガスで今月7日(以下、現地時間)から10日まで開催されている家電・デジタル機器の巨大展示会「2008 International CES」では、テレビやレコーダーなどの家電モノに加えて、海外で売られている様々なケータイも展示されている。今回はそんなケータイの一部を写真によるレポートで紹介する。
折りたたみはもう古い!? スライドケータイいろいろ
日本では携帯電話というと、みんなパカッと開ける折りたたみ式のケータイが人気。しかしCESの会場を見て回ってみた限り、折りたたみ式はもう古いと言わざるを得ない状況になっていた。もちろん、折りたたみ式のケータイもまだまだ展示されていたのだが、どちらかというと折りたたみ式はベーシックモデルで、ハイエンドモデルではストレートタイプ、もしくはストレートタイプに近いものが多かった。
モトローラからは動かして気持ちいいスライド端末が登場
モトローラのブースに展示されていたのが、CES 2008で発表となった「MOTO Z10」だ。見た感じはちょっと大きめのストレート端末っぽいのだが、伸ばした際に三日月状に曲がるようになっており、ちょっとしたギミックぽくなっている。剛性感も高く、ついついカシャコンカシャコンと動かしてしまった。メタルな感触も大人っぽい。ぜひとも日本で発売してほしい。
「ウデンワ」は何度でも蘇る(LG電子ブース)
LG電子のブースでも携帯電話機が元気だ。表面をフラットにした「Chocolate」デザインを採用する、名前もそのまま「Chocolate」のほかに、メタル素材を利用してソリッドさを表現している「Shine」など、デザインに凝った端末を展示していた。
さらにショーケース内での展示だけだったが、腕時計型の携帯電話機も参考出展していた。腕時計と電話の融合というと、NTTドコモが2003年に発表したPHS通信機能を内蔵した腕時計「WRISTOMO」(リストモ)があるが、筆者はドクター中松氏の「ウデンワ」の再来であると主張したい。当時は、時代がドクター中松氏に追いついていなかったのだと思うが、今でも時代はついて行けていないと思う。