カシオ計算機は8日、電子辞書「エクスワード」シリーズの新製品として、最新の「広辞苑 第六版」などの100コンテンツを収録し、業界初の“ツインタッチディスプレー”を装備した「XD-SP6600」を25日に発売すると発表した。予想実売価格は3万5000円前後。
電子辞書「エクスワード」シリーズの新製品「XD-SP6600」
「XD-SP6600」は、中国語漢字やハングル文字も入力できる｢手書きディスプレー｣を備えるほか、メインディスプレーもタッチディスプレーになっており手書き入力ができる、業界初の“ツインタッチディスプレー”を装備するのが特徴。
｢広辞苑 第六版」の本文(約24万項目)と図版・表組(約2800点)をはじめ、日本語約1万語を発音する｢明鏡国語辞典｣も含む国語系辞書8種類、英語系辞書9種類、さらに生活・健康18種類、トラベル16種類、ビジネス・趣味他49種類、合計100種類のコンテンツを収録する。
合計8ヵ国語をネイティブ発音する辞書機能は、英単語約10万語に加え、7ヵ国語(英・独・仏・伊・西・中・韓)で合計約1万9600例文の発音を収録している。
ブラック×シルバー
ラベンダーブルー
パウダーピンク
レッド
ホワイト
シャンパンゴールド
メインディスプレーはバックライト付きの5.0インチ高精細液晶パネル（480×320ドット表示）を搭載。地図上の国名・都市名から百科事典がひけるなど、各種ペンタッチ操作を行なうことができる。また、画数の多い漢字もメインディスプレーから手書きで簡単に検索できることも特徴のひとつ。
手書きパネルは2.6インチで、“2マス画面”の入力スペースは従来比で約1.5倍に拡大した。アルファベットは最大5文字まで連続入力できる。
そのほかに、JIS第4水準までの漢字1万3255字を漢和辞典に収録。市販のCD語学教材を活用できる“音声CD取り込み機能”などの機能を備える。約50MBの内蔵メモリーには複数の別売コンテンツを追加可能。ボディーは、落下・加圧・振動などのダメージを軽減する堅牢設計となっている。
電源は単4形アルカリ乾電池2本で、オートパワーオフ付き。電池寿命は英和辞典の訳表示のまま連続放置時で約130時間、など。
サイズは幅146.0×奥行102.0×高さ21.9（最薄部15.5）mm、重量は約295g（電池込み）。内蔵メモリーのほかに、microSDメモリーカードスロットを搭載する。インターフェースはUSBとヘッドホン端子を備える。
掲載当初、プレスリリースのリンクに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。（2008/01/08）
