(株)日立グローバルストレージテクノロジーズは7日、ノートパソコン向けの2.5インチHDDとして業界最大となる、最大容量500GBのHDD「Travelstar 5K500」を発表した。ラインナップは400GBと500GBモデルの2種類。価格は日本では未公表。米国では400GBモデルが349.99ドル(約3万8300円)、500GBモデルが399.99ドル(約4万3700円)。出荷時期は2月予定。
Travelstar 5K500は、2.5インチとしては業界初となる容量500GBのHDD。耐久性を重視した設計になっており、動作時の耐衝撃性は400G。また、ノートパソコンのスピーカーから伝わる振動によって、HDDの性能が低下するのを防ぐという技術「Rotational Vibration Sefeguard」(RVS)を採用している。オプションで、データを暗号化して記録する「Bulk Data Encryption」(BDE)機能を搭載する。
インターフェースはSATA 3Gb/s(BDE搭載モデルはSATA 1.5Gb/s)。ディスクは3枚。平均シーク時間は、読み出しが12ミリ秒。バッファーサイズは8MB。ディスク回転数は毎分5400回転。本体サイズは幅70mm×奥行き100mm×高さ9.5mmで、重量は148g。
併せて同社は、ブレードサーバーなど連続稼動向けのモデルとして「Travelstar E5K500」を発表した。出荷は今年第2四半期後半を予定している。