ソニー(株)は8日、VAIOブランドのノートパソコンの2008年春モデルを発表した。多くの機種で基本性能の強化が図られているほか、カラーやデザインのバリエーション展開も拡充されている。発表されたのは、「VAIO type C」「VAIO type F」「VAIO type N」「VAIO type S」の4シリーズ。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。
Penryn搭載で性能強化＆エントリーモデルも追加 type S
Penryn搭載でより高性能を指向したVAIO type S「VGN-SZ75B/B」
デスクトップ並みのパフォーマンスとモビリティー性を兼ね備えた「VAIO type S」シリーズの新製品は、Core 2 Duoプロセッサーの最新モデル（コード名 Penryn）を搭載した高性能モデルの投入と同時に、より安価な価格帯のモデルも投入するなど、ラインナップの拡充が図られている。なお、店頭販売モデルは全機種がOffice Personal 2007をプレインストールしている。
店頭販売モデルは3機種がラインナップされている。最上位モデルの「VGN-SZ75B/B」には、前述のとおり最新のCore 2 Duo T9300(2.5GHz)を採用。2次キャッシュ容量が6MBに増大して高速化されている。メモリーも標準で2GBを搭載する。内蔵無線LAN機能にはIEEE 802.11a/b/gに加えて、IEEE 802.11n（ドラフト2.0）にも対応する米インテル社製無線LANモジュールを採用している。
ディスプレーは従来どおり、13.3インチワイド液晶ディスプレーを搭載。また、type Sの特徴である独立グラフィックチップ（GPU、GeForce 8400M GS）とチップセット内蔵GPU(Intel GM965 Express)を切り替えて使える「ハイブリッドグラフィックシステム」も、従来どおり継承している。
新たに追加されたエントリーゾーン向けモデル「VGN-SZ35B/B」は、CPUにCeleron 540(1.86GHz)を採用し、メモリー（1GB）やHDDも少なめにして価格を抑えた構成となっている。これにより、SZシリーズでは最安の予想実売価格17万円前後を実現している。ハイブリッドグラフィックシステムを採用する点は他機種と同様だ。
直販サイト「ソニースタイル」等で販売されるC.T.O.モデル（以下VOMモデル）では、カーボンファイバー積層板を天板に使用する“プレミアムバージョン”(SZ95シリーズ)で、天板のデザインを以下の写真の5種類から選べるようになった。CPUもより高速なCore 2 Duo T9500（2.60GHz）が選択可能になる。なお、OSにWindows XPを搭載する「VGN-SZ94、SZ84」シリーズは、秋冬モデルの継続販売となっている。
モダンメッシュ
スマートグラデーション
トラディッショナルチェック
エレガントフラワー
モダンドット（レッド）
店頭販売モデルの主な仕様は以下のとおり。発売日は1月19日。
- VGN-SZ75B/B
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CPU：Core 2 Duo T9300(2.50GHz)｜メモリー：DDR2-667 2GB｜グラフィックス：GeForce 8400M GS＋Intel GM965 Expressチップセット内蔵
ディスプレー：13.3インチワイド 1280×800ドット｜HDD：200GB｜光学ドライブ ：DVDスーパーマルチドライブ｜無線通信機能：IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0+EDR
サイズ：幅315×奥行き234.3×高さ36.4mm｜ 重量：約1.98kg｜バッテリー駆動時間：約5.5時間｜OS：Windows Vista Home Premium
予想実売価格：約24万円前後 - VGN-SZ55B/B
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CPU：Core 2 Duo T7250(2GHz)｜メモリー：DDR2-667 1GB｜HDD：160GB｜無線通信機能：IEEE 802.11a/b/g、Bluetooth 2.0+EDR｜それ以外の主な仕様はVGN-SZ75B/Bと同等
予想実売価格：約20万円前後 - VGN-SZ35B/B
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CPU：Celeron 540(1.86GHz)｜メモリー：DDR2-533 1GB｜HDD：120GB｜バッテリー駆動時間：約4時間｜それ以外の主な仕様はVGN-SZ55B/Bと同等
予想実売価格：約17万円前後
