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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第74回

ネットワークのトラブルを修復する診断機能が強化された

2008年01月21日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

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Windows XPの「修復」

Windows XPでは、「ネットワーク接続」で対象の接続の右クリックメニューから修復を行なえる

Windows Vistaの「診断」

Windows Vistaの「ネットワーク共有センター」では、ネットワークの問題を診断し、対処法がある場合は提示してくれる

この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

 ウェブページが表示できなかったり、LAN上のPCにアクセスできなくなるなど、ネットワークのトラブルが起きたら、まずは自動修復機能を使うのがWindowsの基本だ。Windows XPには「修復」機能が用意されていたが、Windows Vistaはさらに高機能な「診断」機能を搭載した。

 Windows XPの修復機能では、IPアドレスのリリースやARP(Address Resolution Protocol)キャッシュのリフレッシュ、DNS再登録などの処理を自動で行なって、ありがちなネットワーク接続トラブルを解消していた。Windows Vistaの診断機能は、「ネットワーク診断フレームワーク」を搭載し、多数の項目をチェックできるようになっている。例えば、ローカルポートの利用状況やメモリーの空き容量、DHCP機能の動作を確認し、原因と対処法を提示してくれるのだ。さらに、2008年第1四半期登場予定の「Windows Vista SP1」ではpingを打つ機能も搭載される予定で、従来は手間かかったネットワークトラブルを手軽に解決できるようになる。

診断の例

診断の例。異常の理由とその対応策が表示されている

 また、さまざまな場所(ダイアログ)から診断機能を実行でき、スムーズに復旧できるようになっているのも特徴だ。コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」や「ネットワーク接続」、接続のプロパティ、さらにタスクトレイなど、トラブル時には適当なネットワーク関連画面からすぐに診断を実行できる。

タスクトレイのネットワークアイコンからも診断を行なえる

タスクトレイのネットワークアイコンを右クリックし、「診断と修復」をクリックすることでも診断を行なえる

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