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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第15回

ニコニコ動画の無断転載に「ありがとう」──「魔理沙は~」「ウサテイ」のFlash作者が語る本音

2008年01月07日 09時00分更新

文● 古田雄介

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1作品に2週間以上をかける

 

── そこで生まれた「NANAME City」に、イオシスの人が感動してオファーにつながったんですよね。

カギ そうですね。何であれがよかったんだろ?って不思議でしたけど(笑)。オファーを受けたのが、大学3年になる前の春くらいで、実際にイオシスの仕事をしたのは3年生になってからです。

NANAME City

カギ氏の出世作「NANAME City」。Clairvoyance氏が作ったFlashアニメ「NIGHTMARE CITY」のパロディー作品になる。続編に「Naname City KATAMUITERU」もある

 

── イオシス系のFlashアニメは、曲を受け取ってから作るんですか?

カギ そうです。最初にだいたいのイメージを教えてもらう程度で、あとは好き勝手やらせてもらっています。

 僕の場合、思いついたストーリーに合わせてイラストを描いてFlashに組み込んでいくので、捨てカットはあまり出てこないんです。その代わり、構成がごちゃごちゃになっているのも結構多くて。最後はこじつけで強引にまとめます(笑)。

 実は「東方Project」の名前は以前から知っていいましたが、実際にゲームで遊んでみたのはイオシスの仕事が決まってからなんですよ。

 

── 1作品の製作期間はどれくらいですか?

カギ 早くて3週間ですね。2週間フルに使って、どうにか形になって、次の1週間で完成に持っていく感じです。

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