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時事ニュースを読み解く “津田大介に聞け!!” 第12回

「はてブ」の意見は、mixiより質が高い?──コメントサービスのあるべき姿

2007年12月20日 20時50分更新

文● 編集部、語り●津田大介(ITジャーナリスト)

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自分のスペースにコメントを書きたい日本人


── そもそも、コメントを付けるサービスはなぜ伸びたんでしょうか?

津田 はてなブックマークにしても、mixiにしても、モバゲータウンにしても、ニュースを起点に自分のスペースにコメントを書きたいという日本人のニーズに合っていたからなんじゃないでしょうか。

 僕のブログは昔、「個人ニュースサイト」的な体裁でスタートして、ニュースに対して短いコメントを述べるという形でやってました。自分でやってみると分かるんですけど、ニュースを読んで反射的に思ったことを短いコメントで述べるのって、気持ちいいんですよね。何より、楽(笑)。

 それがウェブサービスの進化により、サイトを更新することのハードルが低くなって、多くのユーザーに受け入れられたのではないでしょうか。だから、こういうコメントサービスは、日本発のものとして伸びていく可能性もあるんじゃないかとも感じています。

 システム側の工夫で、できるだけノイズを少なくして……といってもノイズも多少混じってる方が面白いんですけど(笑)、面白いコメントサービスが台頭してきて欲しいなと思います。


筆者紹介──津田大介


津田さん

津田大介氏

インターネットやビジネス誌を中心に、幅広いジャンルの記事を執筆す るライター/ITジャーナリスト。音楽配信、ファイル交換ソフト、 CCCDなどのデジタル著作権問題などに造詣が深い。音楽配信関連の話題 を扱うウェブサイト“音楽配信メモ”の管理人としても知られる。この8月に小寺信良氏との共著 で『CONTENT'S FUTURE』を上梓。



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