インテルのサーバー/ワークステーション向けクアッドコアCPU「Xeon 5400」シリーズ初のFSB1600MHz対応モデルとなる「Xeon E5472」の販売がついにスタートした。ただし、購入はPC一式に組み込んだ状態というのが条件だ。
FSB以外の主なスペックは、すでに販売が始まっている従来のFSB1333MHz版「Xeon 5400」シリーズと同じ。型番に“E”が付くことからもお分かりのようにTDPは80Wで、6MB×2で12MBとなる2次キャッシュ、「SSE4」への対応、「拡張版インテル バーチャライゼーション・テクノロジー」などをサポート。ソケットはLGA 771対応。今回登場したモデル「Xeon E5472」はクロック周波数3.00GHzとなる。
現在販売されているマザーボードでFSB1600MHzへ正式対応するのは、「Intel 5400」を搭載するSupermicro製「X7DWA-N」。冒頭でもお伝えしたとおり、同CPU単体での販売は現時点でインテルから認められてはおらず、欲しい人はPC一式のシステムとして購入する必要がある。本日入荷を確認したUSER’S SIDE本店によれば、その場合は先のマザーボードを含めた構成となり、最少構成で約50万円。ちなみにCPU単体でのおおよその単価は、1個あたり約15万円ほどになるという。
なお、同店では明日から「X7DWA-N」に「Xeon E5472」を2基搭載したデモ機を展示する予定。興味のある人は立ち寄ってみるとよいだろう。