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ワイヤレスで実現する新デジタルライフ 第2回

家の中の好きな場所で音楽を楽しめる!

ヤマハ「NX-B02」で実現する快適音楽環境

2007年12月14日 13時51分更新

文● WEB.ASCII編集部

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今のところオーディオ関連のBluetooth対応機器というと、ケータイとステレオヘッドセットなど、プレーヤとヘッドフォンやイヤフォンをワイヤレスでつなぐ製品が目立つ。ただ、ヘッドフォンやイヤフォンだけではなく、アンプ内蔵のスピーカがBluetoothに対応するメリットも大きい。それを実感させてくれるのが、ヤマハの「NX-B02」だ。

Bluetooth対応で音楽の世界を広げる
コンパクトスピーカ

 84×84×170(W×D×H)mmというコンパクトなキャビネットに、左右2組のスピーカを収めたワンボックスタイプの製品として、ヤマハからリリースされたスピーカが「NX-B02」だ。大きな特徴はBluetoothに対応している点で、ワイヤレスでケータイなどと接続し、その中に収められた音楽を再生することが可能になっている。またワンボックスタイプであるため、スピーカ間を接続するケーブルがないほか、電池駆動も可能なため電源ケーブルをつながずに利用できる。このBluetooth対応と電池駆動の実現により、完全なワイヤレス環境での利用が実現されているわけだ。

ワンボックスタイプで場所を選ばずに使えるスピーカ「NX-B01」。電池駆動にも対応しているため、コンセントの場所を気にせず使うこともできる

ワンボックスタイプで場所を選ばずに使えるスピーカ「NX-B01」。電池駆動にも対応しているため、コンセントの場所を気にせず使うこともできる

 対応するプロファイルは「A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)」で、このプロファイルに対応したケータイやPC、あるいはiPodなどに取り付けるBluetoothアダプタなどと接続して利用する。なお最大3Mbpsでの通信が可能な「Bluetooth 2.0+EDR」に対応しているため、高ビットレートの音楽再生時でも不安はない。

 本体は意外なほどコンパクトで、ワンボックスタイプであることも相まって場所を選ばずに設置できる。また外装は光沢のあるピアノ調で、ちょっとスピーカだとは思えない雰囲気に仕上げられているので、あまりメカっぽいものを部屋に置きたくないと考えている人でも、この製品なら不満はないのではないだろうか。なおブラックとホワイト、レッドの3色がカラーバリエーションとして用意されており、部屋の雰囲気や好みにあわせて選択できることもポイントだ。

インターフェイスとなるのはこの4つのボタンだけ。ペアリングさえ済ませてしまえば、配線することなくBluetooth対応機器の音を再生できるのはやはり便利だ

インターフェイスとなるのはこの4つのボタンだけ。ペアリングさえ済ませてしまえば、配線することなくBluetooth対応機器の音を再生できるのはやはり便利だ

 気になるのは音質だが、最初に聴いて感じたのは中~高音域にかけての滑らかさと伸びやかさで、音響メーカーとしての実力を感じさせる部分だ。またヤマハの独自技術である「SR-Bass(Swing Radiator Bass)」技術を左右それぞれに搭載した「ツインSR-Bass」方式が採用されており、サイズ以上の低音を実現している。音量レベルも十分で、大きくしていっても音割れはなく、しっかりと室内を良質な音で満たしてくれる。

 使い方としては、やはり携帯型のオーディオプレーヤとの組み合わせが本製品の魅力を最大限に活かせるだろう。またBluetooth対応のノートPCと組み合わせて、ワイヤレスで使えるPC用スピーカとして使っても便利だ。なおステレオミニプラグも用意されているので、Bluetooth非対応機器でも利用可能だが、本製品の魅力を最大限に活かすのであればぜひBluetooth対応機器と組み合わせて使ってみてほしい。

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