12月11日、ヤマハはWeb会議用マイクスピーカー「PJP-25UR」を発売開始した。店頭価格は約5万円と会議用マイクスピーカーとしては低価格を実現しており、中小企業を中心にWeb会議市場の掘り起こしを狙う。
マイクアームを動かすことで自然な会議を実現
「PJP-25UR」はWeb会議での利用に適した小型のマイクスピーカー。一辺229mmの三角形をしており、厚さは34mmとB5 ノートよりも小さく、重量も570gと軽量で持ち運びやすい。また、USBでパソコンと接続し、ケーブル1本で給電も行なえるため、出張先や社内のちょっとした空きスペースでもWeb会議に利用できる。
このPJP-25URはマイクアームが可動式となっており、会議の参加者の配置によってマイクの収音範囲を変化させることができる。このPJP-25URはマイクアームが可動式となっており、会議の参加者の配置によってマイクの収音範囲を変化させることができる。
ヤマハ サウンドネットワーク事業部 企画部 技師補 畑 紀行氏は「これまでWeb会議では、ヘッドセットを利用するケースが多かったが、それでは同じ場所にいる他の人と会話しにくい。PJP-25URは人数にあわせてマイクアームの角度を変えて利用できるので、自然な形でWeb会議を開催できる」とその特徴を述べる。
PJP-25URのメーカー希望小売価格は税込6万3000円。量販店などの店頭価格は約5万円で販売される見通し。「Web会議用マイクスピーカーとしては破格の安値を実現した。中小企業のユーザーの皆様にぜひともお使いいただきたい」と畑氏は述べる。ヤマハは低価格マイクスピーカーを武器に中小企業のWeb会議需要を狙う。