首都高中央環状線(通称:山手トンネル)が、22日16時に開通する。それに先駆けて「中央環状線トンネルウォーク」が8日と9日に開催された。開通前でしか歩くことができないこの世界最先端のトンネルを、ASCII.jpミリタリー特別取材班が取材してきたので、その様子をお届けしよう。
今回開通したのは首都高速4号新宿線と5号池袋線を繋ぐ、西新宿JCTから熊野町JCTまでの約6.7km
中野長者橋から西新宿までの約3kmをウォーキング。秋葉原を流れる神田川の下を歩くのだ!
首都圏の流れが地下から変わる
首都圏に計画されている3つの環状道路のうち最も内側を走るのが首都高速中央環状線だ。東側と北側の区間26kmは既に完成し、今回は西側区間である11kmの中央環状新宿線(山手トンネル)のうち4号新宿線と5号池袋線を繋ぐ、西新宿JCTから熊野町JCTまでの約6.7kmが開通する。
このトンネルウォークは中野と池袋の2ヵ所で同時開催されたのだが、我々取材班は中野長者橋から西新宿までの中野会場のトンネルを実際に歩いてみた。
中野坂上から山手通りを新宿方面に歩いていくと本町換気所の換気口が2本そびえたつのが見える
山手通りの左手にはゴール地点の東京オペラシティが見える(写真中央の高層ビル)
中野坂上から200mほど新宿方面に歩くと、今回のトンネルウォークのスタート地点でもある中野長者橋出入口にたどり着く
いよいよ山手通りから地下に潜る。出来立てのためか、壁やアスファルトがまだ綺麗だ
遠くに料金所が見えてきた。いざ、首都高山手トンネルの内部へGO!
これが料金所。車ではないので料金はタダ。首都高の料金所を徒歩で通過するなんてことは、人生の中でもう2度とないだろう
料金所を過ぎるとすぐに本線が見えてくる。いやがおうにも気分が高まる!
本線に入ると、電光掲示板が「ようこそ山手トンネルへ」とお出迎え
巨大なトンネルを池袋方面に歩いて行く。トンネル内は明るいうえに、予想以上に天井が高い
(次ページへ続く)