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写真で見る、ITの名所旧跡

シリコンバレー発祥の地――米国ITベンチャーの歴史は約70年前ここで始まった

2007年11月29日 17時00分更新

文● 編集部

年月とともに痛んだガレージをHPが購入し、2005年に復元


 HPの創業者ふたりがこの場所で作業したのは、1年半ほど。それほど長い期間ではない。1939年の秋には、創業したガレージでは手狭になり、仕事場は同じパロアルト市内のページミル通りに移転。ヒューレットとパッカードも結婚や子供の誕生などを契機にこの家を離れた。以来、2000年にHPが買い取るまで、この家とガレージは複数の所有者の手を経ることになる。

ガレージの内部ガレージの内部ガレージの内部
ガレージの内部。当時の資料をもとに復元されたものだが、建物の80%はオリジナルの材料をもとに作られているという
ヒューレットが生活した離れ当時の仕事がうかがえる机
ヒューレットが生活した離れ(左)と当時の技術者の仕事がうかがえる机(右)
図面200Aと工作機
図面が壁に貼られている外側の筐体なども自作していた

 HPのガレージがパロアルト市の歴史的建造物に指定されたのは1985年のこと。その後、1989年にはカリフォルニア州の歴史的建造物(第976番)となるが、その間も家屋は借家として一般人が生活していた。HPがこのガレージと住宅を買い取ったのち、2005年には築100年を記念して、復元と大幅な改装を実施。今年5月には、米国国立公園局により、米国の史跡に登録された。

母屋
パッカード夫妻が生活した母屋
アルバムリビング
かつてのガレージを写した写真が収められたアルバム;リビング1階は3部屋。2階には二人を世話してくれた教授夫妻が住んでいた
1998年の写真
1998年当時の写真。当時は一般の民家で、実際に居住している人もいた

 アディソン街は、パロアルトのHP本社から自動車を10分ほど走らせた場所にある閑静な住宅街だ。HPの本社から、このガレージにいく途中には、スタンフォード大学のキャンパスのすぐ側をとおる。「教授村」というアディソン街のニックネームは、かつてこの地区に、大学教授や研究員向けに建てられた住居が多く存在したためだという。

看板シリコンバレー発祥地を示す看板

 赤いレンガと緑色の屋根を持つ住居の前には「BIRTH PLACE OF SILICON VALLEY」という看板が掲げられている。敷地には特別な機会を除いて入ることはできないが、それでも毎年5000人もの観光客がここを訪れ、門の外からHPのガレージを見て帰って行くという。


シリコンバレー発祥の地


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