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「G35」搭載マザーボード第1弾「P5E-VM HDMI」がASUSTeKからデビュー!

2007年11月28日 22時41分更新

文● 増田

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 インテルのVGA機能統合型チップセット「G35」を搭載する初のLGA 775対応マザーボード「P5E-VM HDMI」がASUSTeKから発売となった。

インテルのVGA機能統合型チップセット「G35」を搭載する初のLGA 775対応マザーボード「P5E-VM HDMI」がASUSTeKから発売

DirectX 10のサポートは“現時点”では(?)なし

 「G35」は内蔵GPUにDirectX 10やShader Model 4.0、OpenGL 2.0 をサポートするとされる「Graphics Media Accelerator X3500」を搭載するのが特徴のチップセット。今回発売された「P5E-VM HDMI」のマニュアルや同社ウェブサイトでも、DirectX 10やShader Model 4.0へのサポートはうたっているものの、対応ドライバについてはチップセットベンダー(インテル)からのリリース待ちとしている。「Intel 3シリーズチップセット」発表当時から「G35」についての遅れは指摘されていたが、やはり間に合わなかったということなのだろう。DirectX 10への正式対応は、このままま次世代のシリーズへ持ち越しされるということも十分考えられる。
 その他、FSBは従来シリーズ同様1333/1066/800MHzをサポート。動画高画質化技術「Clear Video Technology」や、HDMI出力にも対応する。ただ「G35」は前世代のGPU統合型チップセット「G965」をベースとしているために対応メモリはDDR2のみで、組み合わされるSouth bridgeもICH8世代(ICH8/ICH8R/ICH8DH)となる。

DirectX 10やShader Model 4.0へのサポートはうたっているものの、対応ドライバについてはチップセットベンダー(インテル)からのリリース待ちとしている

 さて「P5E-VM HDMI」の主なスペックだが、いきなりSouth bridgeに「ICH9R」という記載が! インテルによる公式なアナウンスでは前述のようにSouth bridgeはICH8世代(ICH8/ICH8R/ICH8DH)となっている。この点はASUSTeKの誤植なのか、オリジナル仕様なのかは不明だ。
 その他、拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×1という構成。メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667まで対応、最大8GBまで)で、ギガビットイーサネット(PCI Express接続)や8chサウンド(Realtek/ALC883)、IEEE1394(VIA/VT6308P)、Serial ATA II×6、eSATA×1、IDEなどをオンボードで搭載。I/O部にはD-SubのほかHDMIも用意されている。本日入荷を確認したのは高速電脳で、価格は2万3980円。明日以降、複数ショップでも販売が始まる予定だ。

搭載第1弾となった「P5E-VM HDMI」。I/O部にはD-SubのほかHDMIも用意されている

PCI Express x1スロットの横に用途不明の基板が確認できるが、とくに記載などはない。なお製品にはHDMI-DVI変換アダプタが同梱されている

【取材協力】

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