このページの本文へ

JAXA、月周回衛星「かぐや」で撮影した立体視動画を公開

2007年11月28日 20時57分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、高度約100kmの月周回観測軌道に投入した衛星「かぐや(Selene)」が今月3日(日本時間)に実施した月面の撮影・観測データを用いて、立体視動画を作成、公開した(関連サイトのプレスリリースを参照)。月の極域を含む地域を10mの分解能で立体視動画として作成・公開するのは、世界でも初だという。

 公開された動画は480×270ドットのFlashVideo形式で、Flash Playerを組み込んだウェブブラウザーで再生・視聴できる。立体視動画に収録された映像は「DYSONクレーター」付近、および月の南極付近を地形カメラで撮影して3D CGで月面の高度(凹凸)を再現・合成したものと、赤青メガネ越しに視聴することで立体視できるDYSONクレーター付近のアナグリフ動画、の合計3種類。

 JAXAでは今回のデータ収集、および分析を通じて、地形や日照条件など将来の月面拠点の設置、月面上ので有人活動の検討に利用されることが期待される、としている。


カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ