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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第30回

見つめて「キャッツアイ」

2007年11月28日 08時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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猫の目の色は千差万別


 とまあ、黄・緑・青の3色が基本かと思ってたのだが、このコラムを書くために調べてみると、カッパー(銅)・ヘーゼル(薄茶色)・緑・青の4色に分けられるらしい。ううっ、カッパーとヘーゼルの区別がつかないー。

黄色い目の地域猫

黄色い目の地域猫。はたしてこいつはカッパー? ヘーゼル?(2006年11月撮影 ペンタックス「K10D」)

やや赤みが強い黄色い目

手前の猫も後ろの猫も目の色は同じっぽい。さっきの猫と比べるとちょっと赤みが強いのだが、こいつはカッパー、ヘーゼルどっち?(2007年10月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 910IS」)

 このように確かに黄色い目でも金色のヤツもいれば、ちょっと赤っぽいヤツもいるし、一見緑でも青が混じってるような色のヤツもいて、4種類に分けろと言われても困ったのであります。

 まあ撮影環境も撮影したカメラも、猫によって全然違うので、余計差異が分からなくなってるというのはあるだろうけど、この際「黄色系」「緑系」「青系」ってアバウトに考えてもいいんじゃないかと思っております。だめでしょうか?

微妙に青っぽい緑の地域猫

微妙に青っぽい緑の地域猫(2006年5月撮影 キヤノン「Powershot S3IS」)

こちらも緑系だけどちょっと違う

こちらも緑系だけど、前の猫とはちょっと違う(2007年2月撮影 カシオ「EXILIM EX-V7」)

 でもまあ、目の色を気にし始めると、ほんとにいろんなヤツがいて面白い。似た模様でも目の色は違ってたりするし。身近にいろんな猫がいたら、目の色を見比べてみるといい。

 最後に左右で目の色が違う「オッドアイ」な猫を。虹彩異色症と呼ばれていて、日本語では「金目銀目」と呼び、白い猫に多く現われるそうである。

オッドアイの猫

近所で偶然見つけたオッドアイの猫。右目が黄色で左目が青。確かに白猫である(2003年4月撮影 コニカミノルタ「DiMAGE Xt」)


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪さん

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は12月5日掲載予定

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