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地下鉄開通80周年記念イベント 副都心線トンネルウォーク、新宿の地下を歩く!

2007年11月19日 23時30分更新

文● 伊藤 真広

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ついにトンネルウォーク開始!

 改札フロアの説明が終了すると、いよいよ本日のメインディッシュであるトンネルウォークへ出発。工事用の仮設階段を使って、ホームフロアへ移動する。完成間近のプラットホームの端からすでに線路が設置され完成間近の軌道へ降りて、東新宿への移動を開始した。
 この日のコースは、本来であれば池袋発渋谷方面行きの線路となっている新宿三丁目駅から東新宿駅まで逆送して歩く1.3kmの往路と、渋谷から池袋方面の進む東新宿から途中の空調・換気口までを歩く復路700mの全長約2km。この区間は地上から約18mの深さに位置し、東京メトロ丸の内線の下、都営新宿線の上の間を抜ける設計となっているそうだ。
 トンネル内にはすでに、列車走行に必要な信号などといった機器が設置されており、普段は通過してしまうだけで間近で見ることのできない機器の数々をじっくり見ることができた。まさに鉄人にはたまらない内容となっていた。
 工事現場ということで安全のため東京メトロ職員がウォーカー達を誘導してくれてたこのイベントだが、職員がそれぞれにポイントごとに機器やトンネルの構造などの豆知識を披露し、参加者達を楽しませてくれた。
 歩くこと10分、トンネルの形状が地上から掘った四角いトンネルからシールドマシンを使った円筒形のトンネルが変わった。東新宿駅へさらに約30分ほど進み、まもなく東新宿駅というところで急にトンネルが広くなり、目の前には作業車両が登場。現場でバリバリ活躍中の4両の車両は、見るだけではなく運転席に実際に座ることもできた。そして、往路ゴール東新宿駅に到着。休む間もなく、復路の出発点となるホームへ向かう。
 ちなみに、往路ゴールの東新宿駅は2層構造になっているため、ウォークイベントで歩く道は行きと帰りで道が違うのだ。とは言っても、トンネルの構造は一緒なので基本的に見た目は一緒だ。

いよいよ、ホームへと降りて、トンネルウォークスタート。ホームへの階段もまだ仮設のもので、仮設階段を利用

ホームフロアは壁面もほぼ完成しており、地下鉄の駅らしい姿になっていたが電気が通っていないため、足元は暗かった

ホーム完成予想図

いざ、ホームから線路へ降りて、移動開始!!

線路に下りてみると、ホームの高さが良くわかった。これは落ちたら上がれないのも納得

ホームを横目に、いよいよトンネルに突入。迷子にならないように気をつけなくては!

ホームからほど近い位置に、自動列車停止装置が設置されていた

自動列車停止装置の隣には信号が。設置されたこれらの機器を実際に目にする機会は、ほとんどないので、参加者の多くは写真に収めていた

ポイント切り替え機。往路では手動によるポイント切り替えの実演も行なわれた

●ポイント切り替えの説明の様子

(次ページへ続く)

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