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松村太郎の「ケータイが語る、ミクロな魅力」 ― 第5回

ジョグダイヤルに見る、回す快楽「W53S」

2007年11月15日 22時45分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

十字キー付きの「+」として復活


 前置きが長くなったが、そんなジョグダイヤルファンにとって、この冬は機種変更の絶好のタイミングだ。ジョグダイヤルを搭載したソニーエリクソン端末が復活するのである。

+JOG
W53Sの十字キーの中央に配置された「+JOG」

 「+JOG」として復活したジョグダイヤルは、以前のものに比べて非常に小さい。

 W53Sの+JOGには、きちんと上下左右の矢印キーが備わっていて、ケータイでゲームを楽しむユーザーにとっても、心配なく選ぶことが出来る。そして矢印キーの中心にある決定キーが、小さなジョグダイヤルになっている。

 回転はとてもソフトながら軽いクリック感が指先に伝わってくるが、あくまでスマートな味付け。そんなジョグダイヤルの回転に反応するように俊敏に動作するユーザーインターフェースを見ると、「ついに帰ってきたか」と軽い感動すら覚えてしまう。

縦スクロールアクセル
縦スクロールで快適に扱えるメニュー「+JOG」のアクセルは3種類のプリセットから選べる
予測変換1予測変換2
予測変換時の十字キーと+JOGの動作をコンビで設定可能予測変換で真価を発揮する+JOG

 この冬は+JOGを加えた本命ジョグダイヤルケータイのフィーバーが待っている、と言っても過言ではない。現在のケータイのニーズをかなえながらも、エレガントで楽しい操作を実現する、さりげなく搭載された小さなジョグダイヤルは、また多くのファンの心をしっかりつかみそうだ。

 ちなみに「auにもジョグダイヤルのケータイ、あるよ」と、先に登場した女性ユーザーには今さら言いにくい状況をどうするかは、もう少し考えてみることにする。


松村さん

筆者紹介──松村太郎


ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。ライフスタイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について探求している。自身のブログはTAROSITE.NET



*次回は11月22日掲載予定



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