2007年11月23日 23時45分更新
中小企業の味方 Group-VPN徹底解説
業務を変えるニュータイプ「拠点間接続」
企業での拠点間接続は、セキュリティやコスト、管理の容易さなどさまざまな要件を満たす必要がある。こうした要件を満たすため、最近では中小企業の拠点間接続にはVPNサービスが用いられることが多い。ここでは、拠点間接続の課題と、それらを解決するNTTコミュニケーションズの「Group-VPN」について、徹底解説していきたい。
企業がビジネスを拡大すればするほど、本社や支社、営業所、事務所など拠点は増えていく傾向にある。業務システムの統合や、従業員同士の情報共有のためには、こうした拠点ごとにあるネットワークを相互に接続する必要がある。こうした拠点間接続のために昨今用いられているのが、VPN(Virtual Private Network)である。
VPNの実現方法やサービスはいくつかあるが、数々のVPNの中で、最近注目を集めているのが、NTTコミュニケーションズの「Group-VPN」である。
Group-VPNでは、ADSLやFTTHなどのブロードバンド回線を介して、NTTコミュニケーションズの閉域網に接続する。ブロードバンド回線は、インターネット接続で用いられることが多いが、Group-VPNでは閉域網へのアクセス回線として使うわけだ。同様に閉域網につなぎ込んだ拠点同士では、あたかも同一のネットワークにいるように通信できる。VPNを介して、売り上げや在庫をリアルタイムで確認したり、各従業員のスケジュールや意見を参照することが可能になる。もちろん、ファイル共有やメール、グループウェア、IP電話など、利用できるアプリケーションに制限はない。
このGroup-VPNの特徴の1つは、アクセス回線にADSLやFTTHといった経済的なブロードバンド回線を利用することだ。専用線を用いる既存のVPNサービスに比べて、圧倒的に安価にサービスを利用できる。
一方で、セキュリティが強固なのも大きなポイント。そもそもVPNでは顧客同士のトラフィックが混じり合わないように分離されており、さらにNTTコミュニケーションズが管理する閉域網を経由するため、オープンなインターネット網に比べて高い秘匿性を確保できる。アクセス回線となるフレッツ網とも完全に閉じられた箇所で接続されている。
さらに閉域網でありながら、オプションでインターネット接続が可能なのも、使い勝手の面で優れている。これは後述するレンタルルータのマルチセッション機能によって実現している。もちろん、網全体がステートフルインスペクションをベースにしたファイアウォールで守られているため、不正アクセスからも防御されている。
こうしたGroup-VPNの導入により、昨今求められるすばやい意思決定やビジネス展開が実現するはずだ。