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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第28回

「すくすく子猫」はこまめに撮るべし!

2007年11月14日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

たくましく生きる子猫たち


 ノラ猫で忘れちゃいけないのは、彼らはもともとの野生の猫じゃなくて、捨てられた猫、あるいはそれが繁殖したものだということ。2004年春、とある公園に突然人に馴れた猫が数匹増え(つまり誰かに捨てられたわけだ)、秋になって子猫が姿を現した。隠れながら産んで、隠れながら育てていたらしい。

夜に強くフラッシュを焚くのは避けるべしおっぱいをねだる子猫
瞳孔が開いてる夜に、強くフラッシュを焚くのは目によくないらしいので、できるだけ避けるべし。この写真はフラッシュを焚いちゃってるけど、瞳孔を見ると分かるように、まだ夜じゃなくて9月の午後5時(2004年9月撮影 カシオ計算機「EXILIM ZOOM EX-Z55」)けっこう成長してきたのに、未だに母猫を見つけるとおっぱいをねだる子猫。ほかの猫はとっくに離乳した模様(2004年9月撮影 カシオ計算機「EXILIM EX-S100」)

 この子猫たちも2匹ほど無事生き延びて成長したが、これ以上増えることのないよう、地域の人によって去勢された。

 ノラ猫は飼い猫に比べると寿命が短くて、一度その近辺の猫を去勢してしまえば減ることはあっても増えることはなさそうであるが、実際には減ったり増えたりの繰り返し。新たに猫を捨てていく飼い主がいるからである。困ったもんだ。無闇に捨てないように。

 猫は年に数回発情するので、初夏から秋にかけて偶然子猫を目にすることもある。猫の成長は早いので見逃しがちだが、生まれて数ヵ月程度なら体型で分かる。

ブロックの隙間に住む猫
消波ブロックの隙間を隠れ家として生き延びていた猫(よく見ると鍋があるので、誰かにこっそり飼われているっぽい)を発見。近くに成猫もいたのできっと親子だろう (2004年10月撮影 松下電器産業「LUMIX DMC-FZ20」)


子猫の成長はとても早い


 もっと幼い猫の写真はないかと探してみたら、動物病院で撮らせてもらったものを発見。その病院ではときどき、生まれたばかりで捨てられた子猫を、見るに見かねた人が連れてきたり、子猫を拾ったので里親になりたいけど弱っていたので連れてきましたという人がいたりするそうである。飼い主が決まっていれば、ある程度成長したところで引き渡すし、決まってない場合は里親探しを行なうそうだ。

生後すぐの赤ちゃん猫
生後すぐの赤ちゃん猫。看護士さんが撮りやすいようにとつかまえてくれたんだけど、じっとしてくれないので被写体ぶれしてます(フラッシュはオフ)。それにしてもよく無事で(2006年4月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 800IS」)
20日後の元気な姿
その20日後。ダンボールの中でごろごろしてました(2006年4月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 80」)

 そうそう、猫はすっごく成長が早いので、子猫から飼うときは意識して写真をたくさん撮っておくべし。もうあっという間に大きくなっちゃうから


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪さん

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は11月21日掲載予定

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