自称「タイ焼きアガペー」
── いとぅさんにとって「至上のタイ焼き」とは、どんなものになりますか?
いとぅ タイ焼きは本当に好みが分かれると思うので、あくまで私の観点で語ります。
まずあんは粒がしっかり残っていて、水分少なめで、甘さは控えめのもの。皮には甘い味がついていて、バリ※が真四角にはみ出しているといいですね。
食感はフワフワよりもカリカリ。薄めの皮で、少し焦げているくらいのカリカリさが最高です。タイ焼き本体の大きさは、手の平サイズだとちょうど食べ飽きないのでベストでしょう。食べるタイミングは、焼きたて。季節は春で決まりです。
※バリ タイ焼きの型からはみ出した余りの皮。通常は焼いた後、店員さんによってカットされるが、いとぅさんはできる限りバリつきのままで食べたいという
── 今日最初に食べた「根津のたいやき」は、皮も薄くて結構好みにマッチしていますよね。
いとぅ あれは美味しいですね。星4つくらい。
── 星5つはいきませんか?
いとぅ 過去に星5つになったのは、新橋の「櫻家」と、京王多摩川駅の「みよし」という小さなお店だけです。ちなみに両方とも養殖モノです。
世のタイ焼きマニアのなかには、天然モノこそ本物だという人もいるみたいですけど、私はそうしたこだわりはあまりないんです。天然モノも養殖モノも、それぞれのよさがあります。特に養殖モノは皮にこだわったものが多く、冷めたあとも楽しめるんです。
だからタイ焼きだったら、鯛の形をしているだけで愛しています。自称「タイ焼きアガペー」※です(笑)。タイ焼きエロスではなく。
※アガペーとエロス アガペーは、キリスト教における概念で、神の人間に対する「無償の愛」を意味する。エロスはギリシア哲学などで使われる用語で、「人間の利己的な愛」「男女間の愛」などと解釈される。
── 昔、文化人の間で「タイ焼き論争」という、しっぽにあんを入れるべきか否かという論争がありました。いとぅさんはどういう立場を取りますか?
いとぅ どちらでもタイ焼きなら愛します(笑)。それぞれに食感の良さがありますからね。ただ、論争で「しっぽは捨てるものだ」という意見があったそうですが、それは駄目です。あまりにもったいないです。
ちなみに私的にはタイ焼きは頭から食べるのが正しくて、しっぽから食べるのは邪道です。しっぽは最後に「口直し」として味わえますので。
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筆者紹介──古田雄介
建設現場と葬儀業を経てデジタル&サブカルライターに転身。デジタルと言いつつ、“古田雄介の週末アキバPick UP!”(ITmedia)など、足で稼ぐ記事が多い。当連載では、大好きなサイトの管理人さんに直接会える喜びを堪能しています。自ブログは“古田雄介のブログ”。
*次回は11月26日掲載予定
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