このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第27回

背筋をぐぅっと伸ばして「うにゃあああん」、“伸びネコ”を撮ろう!

2007年11月07日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

構図よりも臨場感を重視


伸びをした瞬間を真横から

かばんに爪を立てて伸びをした瞬間を真横から。真横なので背中のエビ反り具合がよく見えます。秋深し、な伸び猫。(2004年12月撮影 ニコン「D100」)

 猫の伸びを撮るとき、お尻がはみでないようにばかり気をつけてると、迫力がない写真になっちゃう。多少はみでようが、ぶれようが、「その場の雰囲気」がよく写ってる方が臨場感があっていいと思う。よく見ると前足の指が開いて爪も出てる。指先の先まで伸びきってるのだ。

 もちろん猫の伸びって前足を伸ばすだけじゃない。前足を伸ばしたら後ろも伸ばす。それでワンセット。

少し地味になってしまった例

全体がおさまるように撮ったらなんとなく地味になっちゃった例(2006年4月撮影 ソニー「Cyber-shot DSC-H5」)

後ろ伸び猫

「後ろ伸び猫」。前も後ろもストレッチして準備体操完了(2005年3月撮影 オリンパス「i:robe IR-300」)

 時には上半身だけの伸びも見せてくれます。その姿はかなりコミカル。

暗い室内でISO感度を上げて撮ったため、かなりざらついちゃいました。爪を立てて前足だけ伸ばした図(2003年5月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 30」)

 なんかさ、前足が長すぎ! 実はこんなに長かったのかっ!


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪さん

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は11月14日掲載予定

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン