100ページ、100被リンク
例えば、100ページが検索エンジンにキャッシュされているサイトがあったとします。この場合、それぞれの個別ページへのアクセスが1日に1アクセスでもあれば、それだけで100アクセス以上稼げます。個別ページへのアクセスが10ならば1000アクセスになります。
サイト全体ではひとつのキーワードを狙い、個別ページではこれに関連するキーワードを狙う、といった具合に、慎重にキーワードを検討して配置したサイトを作るのです。各ページごとに、個別のページが1日10アクセス程度を検索エンジンから引っ張ることはそう難しいことではありません。
また、一般的に総ページ数が多いサイトの方が少ないサイトよりもページランクが上がる傾向もあります。さらに、記事の内容が役に立つと思われれば、ほかのサイトやブログ、ソーシャルブックマークなどからの自然なリンクも必然的に増え、さらにSEO的に有利になるばかりか、そうしたルートからのアクセスも増えていくわけです。
よくサイトアフィリで稼ぐための必須条件として言われる、「100ページ、100被リンク」という言葉の根拠はこうした流れがあります。
モチベーションの維持が大切
最初に述べた、「結果が出るまでの期間はだいたい半年」という目安は、ほかに本業を持つ人が副業で100ページのサイトを構築するのにかかる時間、そしてサイトが検索エンジンにキャッシュされるためにかかる時間の2つを意味します。
半年で100ページとなると、1週間にだいたい4ページですね。結果を早くつかみたいのであれば、単純に1日あたりの作業量を増やしたり、家族や友達に手伝ってもらったりするのも有効かもしれません。
そして、アフィリエイターの最大の敵とも言える「モチベーションの枯渇」を避けるには、何よりも結果を急がないことです。最初からいきなり報酬が得られなくても、アクセス数が右肩上がりに増えた、検索エンジンでの順位が上がったなど、小さな成果を手にしたことを喜ぶ姿勢が重要です。
また、キーワードの選定や個別ページの構成で、アクセスを稼ぐ上手な方法を見いだすには経験も必要で、最初からうまく行くほうが特殊な例。失敗したら、さっさと諦めて、次のサイト作りを始めるような、心のゆとりと行動力を持てば、結果が得られない理由はなくなります。
ということで、スタートからもうすぐ「半年」になるこの連載も、実は今回が最終回となります。みなさんアフィリエイトが成功するように、影ながら応援させていただきますね。
筆者紹介──伊藤理絵
フリーライター。個人でもネットで気軽に稼げるオイシイ話を24時間体制でウォッチング。自分でも参入できそうな話があればぜひあやかりたいと業界事情にだけは詳しくなりましたが、本業が忙しくてなかなか実行に移せない毎日です。
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