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「ピュタゴラス」を日本の伝統色でアレンジした奇抜なデザインが特徴

【速報】ナナオ、フルハイビジョン液晶テレビ「EIZO FORIS.HD」を発表

2007年11月01日 15時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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 (株)ナナオは1日、新しい液晶テレビブランド「EIZO FORIS.HD」(フォリスエイチディー)を立ち上げ、その第1弾モデルとして27V型ワイドの「DT27ZD1」と24V型ワイドの「DT24ZD1」の2モデルを発表した。価格はオープンプライスで、発売日は30日。

横から見ると奇抜なデザインの「FORIS.HD」


「DT27ZD1」

「DT27ZD1」

 両製品とも液晶パネルの表示解像度は1920×1200ドットフルHDに対応する。チューナーは地上/BS/110度CSデジタル放送対応のデジタルチューナーを搭載するが、アナログチューナーは搭載しない

側面。赤い四角の部分が「ピュタゴラスの定理」

側面。赤い四角の部分が「ピュタゴラスの定理」

 FORIS.HDはヒンジ部にデザイン的な特徴がある。正面からはごく普通のテレビに見えるが、側面から見るとヒンジ部がひし形になっており、さらに赤く色が付いている。このひし形は「ピュタゴラスの定理」をイメージしており、“ハイビジョン時代の新しい扉”を象徴するものだという。さらにこの赤色は旧日本家屋などの塗装に見られる「べにがら」と呼ばれる朱色をイメージしており、日本古来の伝統を意識しているという。このヒンジ部により、ディスプレーを上に10度下に5度傾けることができる。

 さらにこのひし形ヒンジの1辺、つまり本体前方の下部に内蔵されたスピーカーは、斜め下を向くように配置されており、音をテーブルなどに反射させることで低音を増強するという。また、スピーカーには高音域の音を拡散させるデフューザー」というパーツも取り付けられている。

 画質に関しては、同社は「映像ソースの本来の色調やなめらかさを忠実に、ナチュラルに表現する」という「ナチュラルコンフォート」という概念を提唱。そのために独自にASIC(集積回路)を開発。映画などの24コマ/秒で収録された映像を倍速(48Hz)で表示する「1080/24p」表示に対応する。

 そのほか、パソコンの画面を表示中(DVI入力)に、テレビや外部入力の映像を小画面で表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー」(透過表示も可能)や、3局×3時間の番組表示が可能な電子番組表(EPG)機能も搭載する。

 インターフェースはHDMI入力が3系統、D4入力が1系統、DVI-I入力が1系統(HDCP対応)、Sビデオ/コンポジットが1系統となっている。

 2モデルともカラーラインナップは「フォリスブルー」と「ホワイト」の2種類を用意。同社のオンラインショップ「EIZOダイレクト」(http://direct.eizo.co.jp/)での直販価格は、27V型ワイドの「DT27ZD1」が18万9800円、24V型ワイドの「DT24ZD1」が16万8000円となる。



FORIS.TVに限定カラーモデル登場


「SC32XD2-WT」

「SC32XD2-WT」

 また、同社はスタンド型液晶テレビ「FORIS.TV SC」シリーズに「Limited WHITE」カラーモデルを追加し、1日より限定販売することを発表した。

 追加モデルは32V型ワイドの「SC32XD2-WT」(直販価格22万500円)、26V型ワイドの「SC26XD2-WT」(18万9000円)、20V型ワイドの「SC20XD2-WT」(13万6500円)の3機種。販売期間は2008年3月31日までで、販売台数は3機種合計で1000台となる。カラーリング以外のスペックは現行機種と同じ。


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