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一点の曇りもなく、製品コンセプトと価格コストはHD DVDが上回っている!

もうちょっとBDも正々堂々とやればいい――東芝「VARDIA RD-A301」発表会にて

2007年11月01日 00時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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 「VARDIA(ヴァルディア) RD-A301」発表(関連記事)に伴い、(株)東芝は31日、本社で記者発表会を開催したが、その時間の多くは「Blu-rayディスク」(以下BD)に対する「HD DVD」の優位性をアピールすることに費やされた。

VARDIA発表会

 まず、同社執行役上席常務の藤井美英氏が、HD DVDの関する市場動向を報告した。同氏は、BD陣営が過去のイベントで提示した、BD機器が115万台、HD DVD機器が85万台という市場規模に関して、それはゲーム機を含めた数字で純粋な市場規模にはならないと真っ向から否定した。

藤井美英氏
藤井美英氏

 さらに規格戦争の勝負の場所として「圧倒的な映画ファンがいる北米市場が重要」だとし、その北米市場での民生用HD DVDプレーヤーのシェア(今年9月末までの累計。パソコンやゲーム機は含まず)が55%に達したことをアピール。「(BD陣営の)“今年の末にはもうHD DVDはない”ということは残念ながら、ない」と断言した。

 欧州市場に関しては、民生用HD DVDプレーヤーのシェア(今年9月末までの累計)は70%に達しており、さらにコンテンツフォルダーの75%がHD DVDタイトルを発売済みであると述べ、世界市場では圧倒的にHD DVDが有利であるとの見解を示した。

 また同氏は、パソコンへのHD DVDドライブの搭載も順調に進んでおり、2008年には約500万台以上のパソコンにHD DVDドライブが搭載される予定で「市場規模でいえばゲーム機を追い抜く」とした。

 藤井氏は今回の新製品について「HD DVD搭載のHDDレコーダー」であるとし、HDDが不可欠であることを強調。容量も「300GBから400GBは絶対必要」だとし、「30GBとか50GBは(ハイビジョン番組の)記録にははっきりいって適しておりません」断言とした。その上で「ある会社は“HDDは不要でBDにアクセスすればいいんだよ、それが一番簡単だよ”と主張していますが、私たちは使っていてやっぱり数十GBでは少ない」と語り、当面は光ディスクとHDDを組み合わせていくことが同社の戦略だとした。

 なお、同氏は新製品の「価格はオープン」としながらも「10万円を切ってほしい、という意見が強い」とし、「皆さんの期待しているお値段で出す、というのが理想であります」と述べた。

 最後に藤井氏は「もうちょっとBD(陣営)もタイトルがどうだこうだ、といったことよりも、インタラクティブ性がどうかとか、過去との整合性があるかどうか、コンパチビリティ(互換性)といったこと(技術的な優位点)をもっと正々堂々とやればいいんですよ」と語り、「一点の曇りもなく、少なくとも製品コンセプトと価格コストはHD DVDが上回っているのではないか」と締めくくった。

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