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よろしくパソドック 第7回

【よろしくパソドック Vol.7】

眩しい彼は王子様!? 恋のアクセスランプは100W!

2007年10月29日 21時00分更新

文● 藤山 哲人

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作ってみよう!

 まずはキットの製作から。このキットは、3~15Vで駆動するようになっていて、電圧によってキット付属のパーツでも、使わない抵抗がある。今回はパソコン内部から12Vの電源をいただくので、次の抵抗は使わない。

不要な抵抗8本

150Ω(茶緑茶)と330Ω(橙橙茶)の抵抗は使わないので避けておこう

 使うのは680Ω(青灰茶)の抵抗4本のみ。

必要な抵抗4本

電源12Vの場合に必要なのは、680Ω(青灰茶)が4本

(1) 抵抗のハンダ付け
 基板には同じ回路が4つあるので、そのひとつを追って作り方を見ていくこう。まずは、一番背の低い抵抗からハンダ付けする。

ハンダ面の下半分は100Vの回路、上半分は12Vの回路なのでショートにはじゅうぶに注意!

(2) フォトカプラの取り付け
 フォトカプラは黒い石。この中にLEDと光センサーが入っていて、パソコンのLED端子をフォトカプラに接続すると、カブラ内のLEDが光ってスイッチの代わりとなる。要は赤外線センサ方式の自動ドアみたいな仕組みだ。そのため電気的には、12Vの回路、そして100Vの回路とも完全に遮断されており、もしショートさせてしまったとしてもパソコンがブッ壊れることがない。

フォトカプラの取り付け。●印が非常に見づらいので、取り付け方向に注意! 基板の●とカプラの●を合わせること

(3) SSRの取り付け
 SSRは、ソリッドステートリレーの略称で、電磁石を使ったリレー回路(電磁式スイッチと言えばいいのか?)と同じ役割をする。ただ内部には電磁石は入っておらず、100Vの電源をON/OFFを激しく繰り返しても、カチカチ音がせず静かだ。

この素子が100VのON/OFFを行う

上下(左右?)で足の数が違うため、取り付け方向を間違うことはない

 なおこのSSRは最大1Aまでの機器のON/OFFが可能なので、100W電球がMAXだ。まぁヤルヒトはいないと思うが、100W以上の電球や1000Wクラスの電気ストーブ、レーザープリンタなどをLEDの代わりにしようなんて考えちゃダメだ。
 実は設計段階で、大電流も制御できる電磁石のリレー式回路の作ってみたのだが、バッチン!バッチン!!うるさくて使い物にならなかった(笑)。メカニカルな音が大好きなマニアのために、そのうち音が派手な工作もやる予定だ。

(次ページへ続く)

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