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古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第10回

99%がウソ記事!?──「虚構新聞社」の社主が語る、ノンフィクションな本音

2007年10月29日 19時00分更新

文● 古田雄介

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誹謗中傷ではなく風刺することが肝心


── 広告収入はあまり多くないとのことですが、将来的に虚構新聞社で食べていくみたいな計画はありませんか。

UK まあ、収入につながる話があれば考えますね。虚構新聞社を書籍化するオファーも、2005年頃から何度かいただいているんですが、いつも企画の途中でボツになるんですよ。


── どこかからかストップがかかる?

UK ですかね。本が出せるなら出したいですけど。まあ、記事に企業や人物の実名をそのまま出しているんで、その辺でややこしいことになっているのかなと思います。やっぱり、普通のサイトと違って、一手間踏まないといけないので。


── 安倍元総理とか朝日新聞とか、思い切り実名で虚構記事書いていますよね(笑)。一度、三菱ロボットネタで「炎上」されたそうですが、それ以降、実名を出したところからのクレームは来ませんか?

UK 最近はないですね。記事の中に笑いの要素があることで、単なる個人や団体への批判と受け取られず、ワンクッション置いてもらっているのかなと思います。まあ、真剣に向き合ってクレーム出すのは馬鹿馬鹿しいと思われているだけかもしれませんが(笑)。


── 誹謗中傷と風刺は似て非なるもの、ということでしょうか?

UK そうですね。はい。


── ただ、スキルやセンスがないと、風刺のつもりでも誹謗中傷ととらえられる危険があります。誹謗中傷と風刺の境界線といいますか、そのあたりのラインはUKさんのなかで明確に決めているのでしょうか?

UK いえ、感覚ですね。1回書いてみて、自分が面白いと感じるかだけが基準です。時事は常に意識していますが、何でも無理矢理風刺するというスタンスはとりません。おちょくれそうだったらおちょくるって感じですね。世間が注目している事象で、マスコミの評価が一方向だけのときとか。

── ZARDとか長嶋監督とか、結構キワドイ記事多いですけどね(笑)。それで「地雷」を踏まないのは、凄いセンスだと思います。

長嶋監督
「長嶋監督の書き損じ国旗『4』が出品 米オークションサイト」の記事は、2004年のシドニーオリンピック時にアップされた

(次ページに続く)

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