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オンキヨー、新デザインのUSBサウンドユニットとツィーター搭載PC用スピーカーを発表

2007年10月30日 09時44分更新

文● 編集部 橋本 優

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 オンキヨー(株)は30日、パソコン関連音響ブランド「WAVIO」(ウェービオ)の新製品として、デジタルオーディオプロセッサー「SE-U55SX」とステレオスピーカー「GX-100HD」を発表した。発売日はSE-U55SXが11月6日、GX-100HDが11月下旬。価格はともにオープンプライス。



液晶ディスプレー時代に対応したデザインの「SE-U55SX」

「SE-U55SX」

「SE-U55SX」


 SE-U55SXはUSB接続の外付けオーディオユニット。横幅(169mm)が長く、奥行き(67mm)が短い形状を採用しているのは、薄い液晶ディスプレーが主流となっていく今後の状況に配慮したもの。SE-U55SX本体をディスプレーの後ろに配置することもできるほか、本体を倒して横置きにすることも可能だ。

 同社の高品位PCIサウンドカード「SE-200PCI」をUSBユニット化したという同製品。SE-200PCIと同じく、デジタルノイズを除去する同社の特許技術「VLSC」(Vector Linear Shaping Circuitry)を搭載する。D/Aコンバーターには、米テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments)社の「バー・ブラウン PCM1796」を採用。S/N比115dBというスペック値は従来採用していたイギリスのウォルフソン・マイクロエレクトロニクス(Wolfson Microelectronis)社の「WM8740」と同じだが、音質の向上および今後のS/N比向上のために切り替えたという。

 バスパワー駆動には非対応で、本体にはACアダプターが付属する。また、録音や編集が可能なデジタル音楽管理ソフト「CarryOn Music 10」も付属する。本体サイズは幅169×奥行き67×高さ244mmで重量は0.7kg。対応OSはWindows Vista/XP(SP2以降)。想定実売価格は1万9800円。



HDサウンドを忠実に再生する「GX-100HD」

「GX-100HD」

「GX-100HD」


 同社パソコン向けステレオスピーカーでは最上位モデルとなるGX-100HD。本体サイズは幅140×194(右スピーカー)/180(左スピーカー)×260mmで、従来製品より高さが約10cmほど大きい。また、本体側面と上面を覆う木製キャビネットの板厚も、従来の9mmから15mmと厚みを増している。

 さらに、高域の音を延ばす「ツィーターユニット」を新たに搭載し、ウーファーは従来の10cm口径のものから12cm口径のものを採用。これらの改良点は、「WMA Lossless」などの「HDサウンド」(24bit/94kHz)をより忠実に再生することを目的にしているという。

 GX-100HDにも「VLSC」機能が搭載される。入力はデジタル×2(光×1/同軸×1)とアナログ×1(金メッキ加工のRCAピン)で、出力はサブウーファー用×1(金メッキ加工のRCAピン)とヘッドフォン出力を備える。想定実売価格は2万9800円。



キーワードは「プレミアム」


 同社はWAVIOの製品展開について、「プレミアムデザイン」と「プレミアムサウンド」をキーワードとしている。デザインについてはSE-U55SXで採用している、手触りも含めた「ひとつ上の上質感」を追求。「海外製品とは一線を画したもの」にしたという。

 また、サウンドについては、今回の新製品に施された高音質の工夫のほか、同社のオンラインミュージックストア「e-onkyo music」(http://music.e-onkyo.com/)における24bit/94kHzの高音質楽曲ファイル(WMA Lossless形式)の販売を行なっており、音源ソースについても音質の向上を計っているという。

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