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MNPを利用したのは全体の3%

アップデイト、MNPの利用動向調査の結果を発表

2007年10月25日 15時30分更新

文● 編集部 若林健太

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 (株)アップデイトは25日、携帯番号ポータビリティー(MNP)に関する利用動向調査の第3回の結果を発表した。MNPを利用したユーザーは全体の3.3%で、MNPを理解していないと回答したユーザーも全体の21.1%に上った。

 この調査は、ケータイ向け無料ホームページ作成サービス「フォレストページ」など19件のウェブサイトの協力により、アップデイトのMMD研究所が実施したもの。実施期間は10月12日から16日で、有効回答数は6445件。回答者の比率は、女性が75.1%、男性が24.9%。年代別に見ると、10代が42.7%、20代が27.2%、30代が18.0%などとなっている。

 MNPを利用したか? という質問には3.3%が「利用した」、74.7%が「利用していない」と回答したが、「MNPが分からない」と回答したユーザーも21.1%いた。キャリアー別に見ると、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモに移動したユーザーは1.5%、au(KDDI(株))に移動したユーザーは4.5%、ソフトバンクモバイル(株)に移動したユーザーは3.6%だった。

 キャリアーを変更した理由について聞いたところ(複数回答)、「料金プランが魅力的」(38.1%)、「割引プランが魅力的」(32.9%)、「携帯端末のデザイン(色・形など)が魅力的」(31.4%)、「家族向けの割引プランが魅力的」(27.1%)、「友達が使っている」(26.2%)、「通話エリアが広い」(25.2%)、「携帯電話会社特有の機能がある」(19.0%)などが挙げられた。

 キャリアー別に見ると、ソフトバンクモバイルに変更したユーザーの66.7%が「料金プランが魅力的」、44.4%が「割引プランが魅力的」、33.3%が「家族向けの割引プランが魅力的と回答しており、ソフトバンクモバイルについては料金面での魅力をあげるユーザーが特に多かった

 MNP利用者に料金、通話エリア、携帯電話機のデザインなどの各項目について現在の携帯電話に満足しているかを聞いたところ、「月額料金」「通話料金」で満足と答えたユーザーが一番多かったのはソフトバンクモバイルでそれぞれ37.0%、40.7%だった。「メール・パケット料金」で満足と回答したユーザーが最も多かったのはNTTドコモ(56.8%)。「通話エリア」ではau(54.8%)、「携帯電話機のデザイン」ではソフトバンクモバイル(66.7%)が最も多かった。

 MNPを利用して月額料金が変わったと思うか? という質問にはMNP利用者の45.7%が「安くなった」と回答。キャリアー別に見ると、NTTドコモは35.1%、auは45.9%、ソフトバンクモバイルは59.3%が「安くなった」と回答しており、ここでもソフトバンクモバイルユーザーの多さが目立った。

 MNPを利用して携帯電話機の利用方法が変化したかをキャリアー別に聞いたところ、各キャリアーともにメールの量とインターネットの閲覧時間が増えたという回答が多かった。特にインターネット閲覧時間は、NTTドコモユーザーの75.7%、auユーザーの71.2%が「長くなった」と回答している。

 MNP利用未経験者に今後MNPを利用したいか? と質問したところ、89.7%が「利用するつもりはない」と回答。その理由としては(複数回答)、「今の携帯電話会社に満足」(73.8%)、「変えるのが面倒」(43.7%)、「メールアドレスを教えるのが面倒」(38.7%)などの回答が挙げられた。


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