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テレビメーカー冬の陣の目玉「~リンク」機能に迫る ― 第2回

東芝に聞く「レグザリンク」の魅力とその戦略

2007年10月31日 16時00分更新

文● 森 英信(fxb/アンジー)

レグザリンクの開発思想

── 非常に多彩で汎用性もあるリンク機能ですが、このようなリンクを採用するに至った東芝さんの開発思想について教えてください。

本村氏 私どもは、画質もデザインも機能も、お客様に「これはいいな」と思っていただけるようにすることを、開発思想の中心にしています。お客様がリーダーなのです。例えば、HDD接続について、「LAN HDDつながりますけど、東芝製じゃないとだめです。東芝製を買ってください」と言っても、世の中の相場でいえば、バッファローやアイ・オー・データ機器など、専門のメーカー製品の方が安いわけですから、お客様は納得しないでしょう。

 もっと言うと、動作検証をしていないHDDであっても「つないでみて動けば、どうぞ」という感覚です。認証できない製品は使えなくするといったこともできるのですが、できるだけオープンにしています。USB HDDについていうと、電源が外付けタイプ(バスパワー動作しないもの)であればだいたい使えるのではないかなと思います。ただし、保証はできませんが……。

 テレビというのは、見て楽しむもの。番組を見て、映画を見て、音楽を聴いて、ワクワウしてもらうことがテレビの仕事です。それを実現していくのが、私たちの立ち位置だと思っています。

 レグザでパソコン連携を一生懸命やったのも、「パソコンをテレビで見たい」という声が最近多くなったからです。パソコンで楽しめる動画コンテンツが増えてきているので、せっかくだから大画面のテレビで見てみたいと思うじゃないですか。ですから、テレビはときにパソコンで、ときにDVDレコーダー/プレーヤーで、ときにはチューナーかもしれないわけです。またリンクだけでなく、連ドラ予約対応、音質の向上や、停止した個所から継続再生ができるレジューム機能、リモコン動作感度の強化など、お客様から頂戴した声によって改善したポイントはたくさんあります。

 こういったニーズを実現した結果の集大成がこのZ3500なのです。

HDMI端子のひとつが本体サイドについたのも、顧客の声を反映した結果だ
HDMI端子のひとつが本体サイドについたのも、顧客の声を反映した結果だ

──ありがとうございました。

   「レグザ Z3500」シリーズのリンク機能は、USB HDDや、大容量を保存できるNASの対応、パソコン連携など、パソコンヘビーユーザーを意識した思想がうかがえる。ほかのメーカーのリンク機能に比べて接続機器の選択の幅が広くカスタマイズのしがいがあるのも、パソコンとテレビの新しい関係を模索した結果だ。通常のテレビやレコーダー、オーディオの使用に加えて、パソコンをレコーダー代わりにしたり、パソコンに保存・編集したビデオや写真をすぐに大画面で見たりと、パソコンを身近に置いて使っているユーザーは、特に親和性を感じるのではないだろうか。

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