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SUN、セカンドライフを携帯電話機から利用できるビューワーを発表

2007年10月17日 19時39分更新

文● 永島和夫

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 (株)SUNは17日、携帯電話機から米リンデンラボ(Linden Lab)社が運営するオンライン3D仮想世界「Second Life」(セカンドライフ)を利用できる「セカンドライフ携帯ビューア」サービスを提供開始すると発表した。11月1日からモニターサービスを実施した後、12月15日から本サービスを開始するという。

セカンドライフ携帯ビューアとパソコン版セカンドライフの比較

セカンドライフ携帯ビューアとパソコン版セカンドライフの比較

 このサービスは、パソコンより回線速度も画像処理性能も低い携帯電話機でセカンドライフの利用を可能にするため、3D CGとセカンドライフ内でのユーザーの活動(コマンド入力)を専用サーバーで演算処理して、必要最低限の情報だけを携帯電話機に転送する仕組みを採用している。

 「セカンドライフ携帯ビューア」は、無料版と月額315円の有料版を用意。無料版ではセカンドライフ内を自由に動き回れるほか、地図の閲覧/検索とテレポートが可能。ただし、広告バナーが表示される予定だという。

 有料版では、無料版の全機能に加えてチャット、アイテムの購入、容姿の変更、持ち物リストの閲覧と持ち物の利用機能を搭載する予定。無料版で表示される広告バナーは有料版では表示されない。また有料版では、同社のセカンドライフ内SIM「Tokyo Zero 番地」にあるマンション1部屋の利用や、3Dブログ、毎月300ドル分のリンデンドルの付与といった特典がある。有料版でもサポートされない機能は、土地の購入やアイテムの作成および販売など。

 12月の本サービスを前に、100名のモニター向けにベータ版を提供するモニターサービスを実施する。期間は11月1日から12月14日までで、対象機種は(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの700番代および900番代のFOMA携帯電話機。申し込み方法は「Tokyo Zero 番地」のウェブサイトから登録を行なう。ベータ版においてモニターに提供されるサービスは、本サービス時の無料版と同等の予定という。


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