お化け屋敷のような会場へ
会場近くの通りでは、「キャー。怖いー」といったお姉さんの金切り声が響く!!
「暴君の登場か?」と異様な雰囲気を感じたわれわれは、会場入り口に向かう……。 するとなんと、入り口には、レッド・ホットなローブをはおり、トウガラシのような細長い鼻を持つおババが!! 道行くお姉さんたちは、このおババの姿にビビって悲鳴を上げていたのだ!!
めちゃくちゃダークサイドなお出迎えではないか? これも暴君の差し金か? と考えている間もなく
「入んなぁ」
トウガラシババアに促され、ドス暗い地下のパーティ会場に入る。
すると今度はデビル風メイドが、
「こっち!(怒)」
と、アゴでお出迎え。「ツンデレ」喫茶と思いきや、終始「ツンだけ」の暴言カフェ。暴君の調教が暴走しているのか。
あの超一流企業も暴君の手先に!?
デビルメイドに最初に通されたのが、サンドイッチやおにぎりが置かれたテーブル。
ここで渡されたのが、暴君ブランド初の「ウマ辛い飲みモノ」という触れ込みの 「暴君ハバネロの旨スープ」缶だ。
東ハトは飲料も出すのか? と思いきや、このスープ、サントリーと暴君のコラボというではないか!「ああ、ハバネロのドS野郎がサントリー幹部の舌を麻痺させ、クソ辛えスープを作らせたのか……」と心配しながら、程よく温められた缶を空け、辛さを覚悟してスープをいただく。
あれ、旨い。そしてそのあと辛い。もうひと口。
「ンまあーいっ!」
トマトをベースにしたしっかりとしたスープで、あとからじんわりとした辛味がくる。「ウマ辛」というだけあって、まさに旨みと辛味の板バサミ。なんともクセになりそうな味だ。
スープの味にすっかり感心したライターMは、「ボク、暴君にドS野郎って言ってごめん」と心の中でちょっぴり謝罪しながら、テーブルの上のサンドイッチに手を伸ばす……。
そこに暴君のワナがあったと知らず、サンドをほおばると「うわ、カレッ、辛えー!」
Mの異変に気が付いたデビルメイドがすかさず 「何が辛い?(怒)」と声をかける。
「えっ、このサンド辛いね」とM。
するとメイドが「当たりだよっ(怒)」。
実はこのテーブルのサンドイッチやおにぎりの中には、4個に1個の割合で超激辛な調味料が入っているロシアン・ルーレット状態となっていた。
スープの味に気をよくしたライターMは、ドS野郎ハバネロのワナにまんまとひっかかてしまったわけだ。