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女優・木下あゆ美がアスキーに来訪!映画「真木栗ノ穴」について語る!

2007年10月18日 19時50分更新

文● 清水

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 2008年春に全国公開が予定されている映画「真木栗ノ穴(まきぐりのあな)」に出演する女優の木下あゆ美さんが、アスキーを訪れて映画のプロモーションを行なった。

木下あゆ美

アスキーを訪れた木下あゆ美さん

 木下さんといえば、あの特撮番組「特捜戦隊デカレンジャー」の“デカイエロー”をはじめ、ドラマ「怨み屋本舗」主人公、そしてWiiソフト「ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔」のヒロイン“セティア”の声優など、ジャンルを問わず活躍する人気女優。そんなすごい人がアスキーを訪れるとあって、編集部はざわざわしたどよめきが起こっていたのは言うまでもない。

木下あゆ美

編集部を訪れた木下あゆ美さん。「みなさん、こんにちは~」

木下あゆ美

声をかけられ振り向くと、そこには女優さんが! 驚く編集部員

映画「真木栗ノ穴」

 真木栗ノ穴は、作家の山本亜紀子さんの手によって2001年に生まれた小説「穴」(角川ホラー文庫刊) を映像化した作品。築40年の安アパートで暮らす売れない作家“真木栗勉(まきぐり・べん)”が主人公だ。演じるのは俳優の西島秀俊さん。
 抱えていた連載が終了し、お金のない散々な日々を送っていた真木栗。ひょんなことから部屋の壁に小さな穴を発見し、覗いてみると隣の部屋に住む男の様子が窺える。穴は空き部屋側にも発見されるが、当然人はいない。「もしここに若い女が引っ越してきたら……?」。そんな妄想を頼りに小説を書き始めるが、やがて想像通りの若い女“水野佐緒里”が部屋にやってきた。真木栗は毎日のように穴を覗いて虜になっていく……。
 佐緒里役には女優の粟田麗さん。そして、真木栗のもとへ原稿を取りに行く出版社の新人編集部員“浅香成美”役が木下さんである。サスペンスともホラーとも言える、新しいジャンルの映像作品になっており、公開前から早くも話題に上っている。公開に先立ち、ネオが運営するPC向けブロードバンド映像配信ポータル「ミランカ(R)」で、深川栄洋監督の紹介からクランクインまで、撮影現場の貴重な映像をまとめた「メイキング・オブ真木栗ノ穴」を配信中だ。

真木栗ノ穴

(c)2007 Rights Management Corporation & Neo Inc. All rights reserved.

真木栗ノ穴

出演:西島秀俊、粟田麗、木下あゆ美、キムラ緑子、北村有起哉、尾上寛之、大橋てつじ、永田耕一、小林且弥、松金よね子、右手愛美、佐久間麻由、田中哲司、谷津勲、利重剛、他
監督・脚本:深川栄洋
原作:山本亜紀子 「穴」(角川ホラー文庫刊)
脚本:小沼雄一・深川栄洋
製作:株式会社ネオ、株式会社ライツマネジメント
企画:株式会社ベンテンエンタテインメント
企画協力:角川ホラー文庫編集部
制作プロダクション:べんてんムービー
制作協力:株式会社メディアンド
2007年/カラー/35㎜/ビスタサイズ/ドルビーデジタルステレオ/110分


仕事ができない新人役……。
これまでとはひと味違う、新しい自分の発見

――木下さんが演じる浅香成美はどういうキャラですか?
【木下あゆ美】 おとなしいキャラです。目立つタイプじゃないというか。真木栗先生は、ストーリーが進むにつれて(精神が)壊れていくのですが、それを見ているのが浅香成美です。客観的に見ていたりするので、実は視聴者に近い役ですね。まだ仕事ができないという新人役で、私にとっても新しい自分が演じられたと思います。

――ロケに関しても聞かせてください。
【木下あゆ美】 今年の5月に都内で行ないました。期間は2週間ほどでしたね。

――ロケ中に思い出に残っているエピソードなどはありますか?
【木下あゆ美】 舞台になっている部屋は作られたセットではなくてロケ。水道も出ないような、取り壊しが決まっているアパートだったんですよ。お昼ご飯のあとに、近くにある公園に行ってみんなで歯磨きをしたのが思い出深いです(笑)。

――見てほしいポイントなどは?
【木下あゆ美】 本が山積みになっている畳の狭い部屋。この独特の雰囲気が漂う部屋の中で、私と真木栗先生との間に流れる微妙な空気を楽しんでもらいたいですね。新人という設定なので、先生とどう接していいのかがわからず、不思議な空気が流れているんですよ。

――演技で大変だったことは?
【木下あゆ美】 今までは演じる役を作り込んでいたので、自分にいっぱいいっぱになっていたんです。ところが今回は監督さんに「もっと周りの空気を感じて」「西島さんと2人でいる空気をもっと出して」と言われたりして、なかなか苦労しました。自分の役に入り込みながら、相手を感じるというのは新しい発見でしたね。

――映画全体でアピールしたいところは?
【木下あゆ美】 ジャンルをつけにくい、説明しにくい独特の空気のある映画なので、観て感じてほしいというのはありますね。言葉にできないので、ぜひ観てからみなさんの感想を聞きたいです。

まだハタチに見られる!?
大人の女性になるために日々勉強中

――次に挑戦するとしたらどんな役がいいですか?
【木下あゆ美】 共演している粟田さんが演じている水野沙緒里という役は、大人の女性という感じで、品のある雰囲気が出ているんです。素敵だなあと。いつかそういう役をやってみたいと思います。ジャンルとしてはコメディなどにも挑戦してみたいです。

――ところで、プライベートのほうはどうですか?
【木下あゆ美】 日舞を始めました! 近所に教室ができて、興味があったので挑戦してみることにしたんです。演技にも通じているので勉強になりますね。

――12月に25歳の誕生日。その自覚は?
【木下あゆ美】 20代も折り返しだなと。童顔なので、もっと大人っぽく見られるように服装には気をつけたりしていますね。未だにハタチに見られたりするんですよ。しっかりしろ、ということかなあ……(笑)。


 先述の怨み屋本舗では“復讐代行業”を演じ、計算高くてちょっとワルな女性を演じ、映画「マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔龍虎伝」ではハードなアクションを演じてきた木下さん。真木栗ノ穴では等身大に近い形で演技ができたという。公開はまだ先だが、「ミランカ(R)」で配信中のメイキング映像で素の木下さんを見ておくと、映画の楽しみも増すだろう。

■プロフィール
木下あゆ美(きのした・あゆみ)
生年月日:1982年12月13日生まれ
出身地:愛知県出身
血液型:AB型
サイズ:T160
特技:スノーボード、卓球

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