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【発表会レポート】ケータイをより身近なものに――KDDIがau秋冬モデル8機種を発表

2007年10月16日 19時34分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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 速報記事(関連記事)でお伝えしているとおり、KDDI(株)が16日に都内にて報道関係者およびメーカー関係者を集め、au携帯電話機の2007年秋冬モデル8機種を発表した。ここではその発表会の様子をお伝えする。

 発表会には、同社 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋 誠氏、ソニー(株) 業務執行役員 SVP オーディオ事業本部 本部長の吉岡 浩氏、KDDI コンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部長の長島孝志氏らが出席し、新端末コンセプトおよび新サービスの説明を行なった。

高橋氏

KDDI 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋氏

吉岡氏

ソニー 業務執行役員 SVP オーディオ事業本部 本部長の吉岡氏



音楽をより身近なものに


連携

ネットジュークとウォークマンの連携にauのケータイが加わることになる

 高橋氏による挨拶の後にソニーの吉岡氏が登場し、ソニーとauによる音楽連携について説明した。吉岡氏は今回の連携について「キーテーマは『もっと音楽とひとつに。』」と説明。従来はパソコンを介さずに音楽を持ち歩ける同社のHDDコンポ「ネットジューク」とポータブルデジタルオーディオ「ウォークマン」という組み合わせを推進してきたが、「ケータイとウォークマンを連携させることで、より多様化する音楽スタイルに対応していく」と述べた。

 再び高橋氏が登場し、同社の音楽総合サービス「LISMO」(リスモ)を取り巻く現在の状況などを説明した。高橋氏は、「販売されている(携帯)端末の中でLISMOに対応するものは1400万台程度で、ダウンロード総数も1億5000曲を突破し、ひとつのコンテンツとして成長期にある」と説明した。

 また、LISMOの第1段階としては、パソコンを通じてケータイと音楽の連携を進めてきたが、第2段階としてパソコン用楽曲管理ソフト「au Music Port」を、auのほかのサービスと統合した「LISMO port」として提供。本ソフトでの楽曲管理にソニーの「SonicStage」を採用することで、ウォークマンとの連携を図っている。

第1段階

第1段階ではケータイとパソコンの連携が図られた

第2段階

第2段階ではケータイとパソコン、それにウォークマンとの連携が加わる

 併せて、HDDコンポ「ネットジューク」とケータイとの連携機能を搭載することで、着うたフルのバックアップなどがパソコンを介さずにできるほか、CDから読み込んだ楽曲を手軽にケータイへ転送できるという。

ネットジューク連携

ネットジュークを介したケータイへの楽曲転送も可能に

 ただし、これらの連携機能はすべての端末で利用できるわけではなく、今回発表された新端末の中では、統合プラットフォーム「KCP+」(関連記事)を搭載した「W56T」、「W54S」、「W54SA」の3機種でのみ利用できる。

ハイエンド

ハイエンドモデルの3機種でネットジュークおよびウォークマンとの連携が行なえる

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