この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
Windows XPではセキュリティー強化の一環として、インターネットからダウンロードしたファイルを実行しようとすると、「セキュリティの警告」ダイアログが表示されていた。Windows Vistaではこれに加えて、ユーザーアカウント制御(UAC)機能による“プログラムを実行する際のチェック”が必要になった。「発行元によるデジタル署名」が確認できないプログラムの場合は、さらに厳重な警告ダイアログが表示されるようになっている。
ダウンロードしたファイルを実行する際は、悪意のあるプログラムを実行しないように「セキュリティの警告」ダイアログが開く。VistaのダイアログもXPの時と同様のメッセージが表示され、「実行」と「キャンセル」が選べる。ただし、Vistaの場合はこれに加えて、UACによるチェックも実行されるようになっている。
プログラムファイルに署名がある場合は、従来と同じ確認画面が開く。標準アカウントでログオンしているならパスワードを入力、管理者アカウントなら「続行」をクリックすればいい。署名がない場合は、黄色い色の目立つダイアログが開く。実行ファイルの提供元が信用できる場合は「許可」をクリックすればいい。
悪意のあるプログラムを誤って実行する可能性を減らせるので初心者には助かる機能だが、頻繁にオンラインソフトをインストールするような中上級者には面倒な作業とも言える。その場合は、プログラムファイルを実行する際の確認画面を非表示にできる。これにより、手順の数を減らすことが可能だ。
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