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週末見るコンテンツはコレ★ ― 第11回

【週末見るコンテンツはコレ★】

ストーブの時期にはまだ早い! スティーブン・キングの世界でぶるぶる震えてみる

2007年10月12日 23時41分更新

文● 大石太郎

おなじみキューブリック版にダメ出しした
オレオレ“シャイニング”
「スティーブン・キング シャイニング」

シャイニング
スティーブン・キング シャイニングのパッケージ

「スティーブン・キング シャイニング 特別版(2枚組)」
DVD
価格 980円(期間限定)
発売日 2007年10月12日(発売中)

http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=6439
販売元 ワーナー・ホーム・ビデオ

 「お前、俺の作品に何してくれちゃってんのよ?」

 巨匠スタンリー・キューブリックが撮った「シャイニング」を観たスティーブン・キングは怒り心頭だったという。

 ことあるごとに、キューブリックはいかに原作を理解してないかを語るキング。原作を読めばその気持ちも分からないでもないが、映画と小説はまったく異なる表現方法。違いはあって当然。しかも原作をそのまま映像化するんだったら監督なんて職業はいらないわけで……。

 そんなことはキングも重々わかっているのだろうが、よほど悔しかったらしく、キューブリック版「シャイニング」の公開から17年後、自らが製作総指揮、脚本、出演まで果たした「スティーブン・キング シャイニング」を製作する。ただしこちらはテレビシリーズ。1話90分、全3話、トータル4時間半という超長尺。これだけの時間があれば原作を読了できちゃうんじゃないかという気がしないでもないが、そこはキングのヤル気が詰まっているということで。

 結論を言わせてもらうと、キューブリック版「シャイニング」を観た人はチェックしておくべき作品。恐ろしいほど原作に忠実で、正直言ってリズム感には欠けるが、同じ原作から生まれたとは思えない内容となっている。恐怖を全面に押し出したキューブリック版に対し、キング版は家族の絆が大きな柱となっている。まったくの別物だ。

 どちらが優れているというわけではなく、2バーションの「シャイニング」を楽しめることを映画ファンとして素直に喜びたい。こちらも12月21日までの期間限定で980円とお買い得だ。

 ちなみに「シャイニング」のドラマ化権を持っていたのはキューブリックだったが、キングが映画に関する非難をやめることを条件とし制作を許諾したそうだ。キューブリックもキングの悪口にはよほど頭にキテたのだろう。両方とも大人げない……。

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