キングが「悪魔のいけにえ」監督とタッグを組んだ
「死霊伝説 完全版」
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| 死霊伝説 完全版のパッケージ |
「死霊伝説 完全版」
DVD
価格 980円(期間限定)
発売日 2007年10月12日(発売中)
http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=6446
発売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督が、スティーブン・キングの名作「呪われた町」を映画化! ホラーファン垂涎の組み合わせの作品があると知り、若かりし日の筆者はレンタルビデオ屋に走った。正直面白くなかった……。
その「死霊伝説」に2バーションあると知ったのはかなり後のこと。もともと本作はテレビシリーズとして製作され、その完成度の高さから70分ほどカットされた短縮版が劇場公開された。筆者が観たのは劇場版。どおりでつまらなかったはずだ。
で、「死霊伝説 完全版」はその名の通りテレビシリーズをすべて収録したもの。これが980円(12月21日までの期間限定出荷)だなんて、いい時代になったもんです。監督がトビー・フーパーということでケレン味たっぷりの映像を期待する向きは多いと思うが、本作はゴシックホラーの王道ともいえる重厚な作品。ハリウッドに脈々と続く吸血鬼ムービーの正統的系譜にある。
久しぶりに故郷に帰ってきた作家を待っていたのは奇妙な殺人事件の数々。真相を突き止めるべく奔走した結果、古めいた屋敷に事件の鍵があることを突き止める。そこに住んでいるものとは……。
ぶっちゃけ、住んでいるのは吸血鬼なわけだが、刮目すべきは吸血鬼ではなく、吸血鬼による厄災がじわじわと広がっていく恐怖。住み慣れた故郷が得体の知れないものに浸食されていく様を、奇をてらうことなく、じっくりと描いている。
観ているものの心まで浸食されるかのようなゆるやかな恐怖は、“切り株”と称されているような過激すぎる人体破壊描写が蔓延する今だからこそ新鮮に映る。秋の夜長にじっくり観たいホラー映画の傑作だ。















