11日、マイクロソフトは「Windows Server 2008」「Visual Studio 2008」「SQL Server 2008」のより深い理解を求めるため、メディア向けのセミナー「2008 Launch Wave」を実施した。第1回は「Windows Server 2008」の基本的な概要の説明を行なった。
NAPによって堅牢性が向上
マイクロソフトは「デジタルワークスタイル」を日本で定着させる主力製品として、2008年に「Windows Server 2008」「Visual Studio 2008」「SQL Server 2008」を発表する。そこでメディア向けの製品の機能解説セミナー「2008 Launch Wave」を実施した。
まず、サーバプラットフォームビジネス本部 Windows Server製品部部長 吉川顕太郎氏が「Windows Server 2008は2月27日にGlobal版のWindows Server 2008がリリースされ、日本版は4月15日にスケジュール通りリリースされる」と順調な開発状況を明かした。
今回、2008 Launch Waveではおもに「Windows Server 2008」の基本的な概要説明を行なった。
Windows Server 2008は導入時に「初期構成タスク」という画面が用意されており、インストール直後の基本的な構成をビジュアルで表示しているため、基本設定が確実に行える。また構成に関しては「サーバーマネージャーコマンドラインツール」というコマンドで容易に確認することができ、サーバマネジャーの管理負担が軽減されている。
さらに、Windows Server 2008はセキュリティポリシーを徹底するためネットワーク に接続されるデバイスの各種設定の徹底を強制する機構「ネットワークアクセス保護 (NAP)」が提供されている。これにより、策定されたセキュリティポリシーにコンピュータが合致しているかを検証し、健全でないと判断されたコンピュータは接続が制限される。
「NAPの導入によってクライントPCへのセキュリティ遵守を徹底するため、セキュリティの堅牢性が以前よりはるかに向上している」と吉川氏は自信を見せている。