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モンハン2(dos)の正統続編となる最新作がWiiに登場!

【レポート】任天堂、「Nintendo Conference 2007 秋」を開催

2007年10月11日 09時23分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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 任天堂(株)は10日、千葉・幕張メッセにて報道・メーカー関係者を対象とした発表会「Nintendo Conference 2007 秋」(任天堂カンファレンス2007秋)を開催し、今年末から2008年春までに向けたソフトラインナップなどを発表した。



ゲーム人口の拡大が命題


岩田氏

代表取締役社長の岩田氏

 発表会にはまず、代表取締役社長の岩田 聡氏が登場。岩田氏は、これまでのゲーム業界3年間を振り返って、「ゲームが高度に成長していく一方で、日本のゲーム市場において、ゲームを遊ぶ人が減少しているのではないか」と説明。

 その問題に対抗するため、2004年12月にまったく新しい携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」を発売し、無線LANを利用した「ニンテンドーWi-Fiコネクション」を生かしたソフトの展開を図ったほか、2006年3月には「ニンテンドーDS Lite」を発売している。

 (社)コンピュータエンターテインメント協会(CESA)のデータを元に「2006年度にて、これまで減少し続けていたが、DSに数多くのヒット作が生まれたことにより、10年ぶりに市場が大きく躍進。日本に遅れて海外でもDSが浸透してきている」とした。

 また、DSの展開に続くゲーム人口拡大のための第2の施策として、2006年12月に据え置き型ゲーム機「Wii」(ウィー)を発売。ゲーム人口による市場拡大は今年に入っても継続的に続いており、2006年と2007年のそれぞれ1月から9月までの売り上げ高を比較すると、25%の成長が見られるという。

 この伸びに対して岩田氏は、「今年はPS3やWiiなど、新しいハードの発売によって去年と比べて5倍の伸びを見せており、このハードの拡大が市場の拡大にそのままなっている。しかし、新しいハードはまだPS2などと比べて普及台数は少なく、PS2での市場の減少分をカバーできていない」と述べた。

 なお、任天堂プラットフォーム関連を合計した売り上げ高は、昨年に比べて49%伸び、ゲーム市場全体における任天堂のシェアは、2006年の54%から64%まで拡大しているという。

 また、岩田氏は「任天堂プラットフォームは、任天堂のソフトばかりが売れる」という批判に対して、「たしかにある」とした上で、昨年と今年の同時期におけるDSソフト市場での任天堂・ポケモンが占める割合を比較した。「昨年は市場の激変が起こった時期であり、任天堂が開発を突出させていたため、任天堂のシェアが77.1%と確かに圧倒的だった。しかし今年に入って状況が変わり、各ソフトメーカーがDSへの開発を本格化させた結果、50.3%まで下がってきた」と説明。Wiiに関しては、「発売から間もないこともあり、任天堂のシェアが圧倒的であるが、これも時間が経てば解消されるであろう」と述べた。

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