レノボ・ジャパン(株)は10日、コンパクトデスクトップパソコン「ThinkCentre（シンクセンター） A」シリーズの新製品として、「ThinkCentre A61e Ultra Small」を発売すると発表した。同日出荷開始予定で、同社ダイレクトショップでの価格は最小構成で6万4050円。B.T.O.などの構成変更には対応していないが、用途に合わせて購入できるように5種類のラインナップを用意している。
ThinkCentre A61e Ultra Small
ケース内部。大きいサイズのファンレスヒートシンクが確認できる
付属のACアダプター。コネクターが外れにくいように堅めに設計されているという
最大の特徴は、同社の新筐体である「USFF」（ウルトラ・スモール・フォームファクタ）という名称の横置き/縦置きに対応した小型筐体を採用した点である。これにより同社のデスクトップパソコン「ThinkCentre A61 Small Desktop」のケースサイズである幅325×奥行き410×高さ107mmと比較して、約65％削減された幅275×奥行き242×高さ81mmの省スペース性を実現している。なお、この設置面積はB5サイズのノートパソコンとほぼ同等のサイズでもあるという。
さらに、低消費電力型CPUの採用により、内部のファンが吸気用の1基のみとなっており、同社の製品事業部担当執行役員の落合敏彦氏は、「スイッチが入っているのかどうか分からないくらいの静粛性」になったと述べている。
ThinkCentreの環境ロードマップ
また、米GEC(Green Electronics Council)社が運営する「EPEAT」(Electronic Products Environmental Assessment Tool)の環境基準の最高ランク「GOLD」に認定されており、デスクトップパソコンでGOLDランクに認定されたのは世界で6台目にあたる。これは、本体の最大90％が再利用/リサイクルが可能な素材で構成されているほか、パッケージも90％がリサイクルできるよう作られている点などが評価の対象となったという。
各製品の仕様は次の通り。
- 6449A19
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CPU：Athlon X2 BE-2350(2.10GHz)｜
メモリー：DDR2-667 1GB｜
グラフィックス：AMD 690Vチップセット内蔵
HDD：250GB｜ 光学ドライブ：DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
サイズ：幅275×奥行き242×高さ81mm｜ OS：Windows Vista Business
価格：10万8150円 - 6449A18
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HDD：160GB｜OS：Windows XP Professional SP2、上記以外の使用は6449A19と同等
価格：8万6100円 - 644912J
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HDD：160GB｜OS：Windows Vista Business
、上記以外の仕様は6449A18と同等
価格：10万8150円 - 6449A15
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CPU：Sempron LE-1150(2.0GHz)｜
メモリー：DDR2-667 512MB
HDD：80GB｜ 光学ドライブ：CD/DVDコンボドライブ
OS：Windows XP Professional SP2、上記以外の使用は644912Jと同等
価格：6万4050円
併せて同社では、ノートパソコン「ThinkPad」シリーズが今月で15周年を迎えることを記念して、15周年記念イベントを実施すると発表した。15周年記念特別サイトに掲載の「記念クイズ」に挑戦して、正解者の中から抽選で「ThinkPad X61」「同T61」「同R61」を各1台合計3名にプレゼントする「特別賞」や、合計100名に500円分のQuoカードが当たる「レノボ賞」を用意している。応募期間は本日から24日まで。
